夢見町の史
Let’s どんまい!
August 16
めさ君が、オフ会参加者様たちに俺の話をしている。
「まっこいさんはね? 俺より3つ年下なんだけど、顔が怖いから『さん付け』で呼んでるんだー」
何故それを誇らしげに言うのか。
白楽駅から会場のイージーバレルに向う道中、主催者から受けた依頼を回想する。
めさ君は俺に、「会場で受け付け係をやってほしい」と頼んできていた。
「見てアレ。みんな、まっこいさんを見て。なんかマフィアじゃね? マタギみたいなガタイしてからに」
言いたい放題だ。
なんでこんな奴の頼みを聞き入れてしまったのだろう。
イージーに到着すると、俺は一足先に入店をして、入口に設けられたテーブルへと向う。
めさ君の声が聞こえた。
「まっこいさんが門番だから、彼を倒した人だけ中に入ってねー!」
聞いてねえ。
何を言い出すのだ、この主催者は。
悪質な冗談を経て、一同はもちろん俺と戦うなんてこともなく、誰もが無傷で会場に収まる。
皆で乾杯をしてから、主催者が切り出した。
「人数が多いから、1人1人自己紹介してたら、それだけで終電の時間になっちゃう。誰か自己紹介の代わりになる自己紹介を考えてよ」
まさかの丸投げ。
自己紹介の代わりになる自己紹介?
自分が何を言っているのか解っているのだろうか。
めさ君は毎年のようにオフ会を開催しているクセに、果てしなく頼りない。
ある程度お酒が進むと、彼は胸を張ってこう主張した。
「みんな聞いて~! 俺に仕切れるのはここまでです」
びっくりして、俺の顔が怖くなっちゃった。
こんな駄目大人には任せておけない。
俺がしっかりしなくては。
多数いる参加者様に、どうにか楽しんでいただかなくては。
そこからはもう、めさ君シカトで色々と楽しんだ。
心理テストやモノマネをして、皆と心を1つにしてゆく。
熱気が高まる。
で、めさ君がキレた。
「お前たちー! 俺がいないのに、なんでみんな楽しそうにしてんの!?」
お前が何もしないからだ。
「誰のオフ会か言ってみろォー!」
もはや俺のオフ会になっている。
「俺さあ、もう何年もオフ会やってるけど、乗っ取られたのは初めて。…っこの、テロリストが!」
マタギだのテロリストだの怖い顔だの色々と好き放題言いやがって!
今みんなにクイズ出してるところなんだから、少しおとなしくしていろ!
「クイズ~? じゃあ、俺が出題するね?」
仲間に入りたいのか。
腐っても主催者だからな、しょうがない。
出題権、譲るよ。
「じゃあ今からクイズ出すけど~、俺は酔っ払ってるから、俺がどんなクイズを出すか当ててくぅ~ださい!」
斬新な問題すぎだろ。
超能力者でも求めているのか?
ってゆうか、めさ君。
そろそろ朝なんだし、お開きの時間じゃないの?
「じゃあ、送ってって~」
じゃあって何だよ!?
オメーん家、ここから徒歩3分じゃねえか!
福岡や大阪から足を運んでくださった方々に謝れ!
「ういういよ~」
意味わかんねえ。
ったく、仕方ないな。
足元ふらふらしてるし、危なっかしいから、送ってやるとするか。
オフ会の幕が下りようとしていた。
心優しい参加者の皆は、帰ろうとするめさ君なんかのために「お気をつけて」などと心配をしてくれている。
「なんで俺が気をつけるの~? 気をつけるのはお前たちでしょ~?」
自力で立てもしない男が、何を言い出すのか。
実に性根が腐っている。
ホントもう、参加してくださった皆さん、めさ君はもう駄目なんで、代わりに俺から挨拶させてください。
皆さん、本当にお疲れ様でした!
次回のオフ会にも、是非また来てやってください!
その日まで、ごきげんよう!
で、これって、誰のオフ会なんだったっけ?
「俺の友人でバーを経営してる人がいるんだけど
営業終了したらケータイが忘れ物であったんだって
そんで仕方ないから発信履歴の始めの人に電話して
持ち主さんに知らせてもらおうとケータイを手にして発信履歴を見ると
一番始めの人の名前が
マフィア
だったんだってー
どんな人?!」
めささんがまっこいさんをマフィアてケータイに登録してるんじゃないかと想像してしまうお話でした
いーなーオフ会
北海道でしてください
女装したらメイクもヘアメイクもネイルもちゃんとしますから
「俺の友人でバーを経営してる人がいるんだけど
営業終了したらケータイが忘れ物であったんだって
そんで仕方ないから発信履歴の始めの人に電話して
持ち主さんに知らせてもらおうとケータイを手にして発信履歴を見ると
一番始めの人の名前が
マフィア
だったんだってー
どんな人?!」
めささんがまっこいさんをマフィアてケータイに登録してるんじゃないかと想像してしまうお話でした
いーなーオフ会
北海道でしてください
女装したらメイクもヘアメイクもネイルもちゃんとしますから
「もうかえっちゃうの?いいの?本当にかえっちゃうの?」とか
「帰ればいいじゃなぁ~い(泣)」とか
「始発とか始発じゃないとかそんなの心の持ちようじゃな~い。」とか
最後までニャンニャンしてましたね。
笑かせて頂きました。