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夢見町の史

Let’s どんまい!

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2025
January 23
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2008
October 18
「社長! その服めちゃめちゃカッコイイですねー!」
「だろう? これ今度、お前にやるよ」
「要らねえよ」

 皆さん、おはようございます。

 今回はですね、初めての試みです。

 俺は普段、ここで笑い話を書くとき、「自分自身が可笑しいと思っちゃったこと」を綴るようにしているんですよ。
 なんていうか、こだわりとして。

 ですけども、今回はあえて、そういったこだわりを捨てて書いてみたいと思うんですね。

 自分的には何が面白いのか全然わかんない話。
 題して、「めささんはタマネギが大好き」の巻。

 俺はタマネギが大好きなんですよ。
 でも何故か、人にそれを伝えると笑われるんです。

「なんでタマネギ!? ただの『好き』ならまだしも、『大好き』って…」

 俺がタマネギをめちゃめちゃ好むという噂は、瞬く間に友人たちの間を広がりました。
 俺としては意味が解りません。

「めささんはタマネギが大好き」

 友達みんな、そのフレーズだけで笑うのです。

 夏に行ったキャンプでもそうでした。

 バーベキューの買い出しを引き受けてくれた若者が、俺に訊ねます。

「めささん、野菜はどれぐらい買ってきましょうか?」

 俺はテキパキと指示を出しました。

「バーベキューでの野菜って何故か必ず余るから、買ってこなくてもいいよ。タマネギだけで」

 それを聞いていた女子がくすくすと笑いました。

「めささんはタマネギが大好き。フフ」

 お隣さんのバーベキューもいい感じらしく、美味しそうな香りが風に乗って漂っています。

「お隣さんも、なんか美味しそうなもん作ってるなあ」

 食欲をくすぐる香りを、俺は胸いっぱいに吸い込みました。

「スゲーいい匂い。タマネギいっぱい使ってんなあ、あれは」

 すると、またもや女子が笑いました。

「フフ。ホントめささんは、タマネギが大好き。フフフ」

 それはそれは可笑しそうなんですけども、なんでだ。

 以前、タマネギの切り方を訊かれたときも、そうでした。

「めささん、タマネギ切ると目にしみるじゃん? どうすれば楽に切れるかなあ」

 俺は普通に応えました。

「タマネギに包丁を入れて、切り始めるでしょ? そうすると、数秒後にはタマネギの刺激成分が立ち昇って、顔に達するわけ。その頃にこう、スッと半身になって、よける。これで目がしみないよ」
「がはははは!」

 友人は大笑いです。

「よけれねーよ! めささんあんた、今までどれだけタマネギ切ってきたんだよ! なんで避けれるんだよ! うはははは!」

 俺としては、真面目なアドバイスだったのに。

 さらに先日。
 友人チーフが、うちに遊びにきました。
 頼んでおいたお酒やお茶を、彼は手にしています。

「ありがと! 氷は今、冷凍庫に入れとくよ」

 するとチーフは、ロックアイスの他に、別の物を袋から取り出しました。
 タマネギを2袋、台所に置いています。

「お前はタマネギが大好き」

 何なんでしょうか。
 ありがたいのに屈辱的な、この気持ちは。

 他の友達もダンボールでたくさん贈ってくれたし、うちはもうタマネギだらけです。
 むしろタマネギしかありません。

 これらをどう調理するか、頭を抱える毎日です。
 ホントどうしよう。

 めさでした。

 肉も好きなのに。

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2008
October 12
 小指の隣にあるのは薬指ではなく、人差し指だ。
 聞いたことがない常識だが あいつにとっての33年間は、そうだった。

 職場のスナック「スマイル」には、悪友トメが飲みに来ている。

「こないだよ~、ものスゲー事実が明らかになったよ~」

 トメは釣りに出かけ、その釣果を友人に話したのだそうだ。
 行きつけのバーで、彼はマスターと飲み交わす。

「小さいハゼしか釣れなかったんですよ~」

 マスターに対して、彼は小指を見せた。

「だいたい小指ぐらいのハゼでしたね~。大きく見ても、人差し指ぐらい?」

 人差し指と言ってるそばからトメは、薬指を示している。

 信じられないことだが、トメは今までずっと、薬指のことを人差し指という名称で覚えていたのである。

「トメ君! それは人差し指じゃないよ!」
「え!?」
「それは薬指!」
「え? え?」

 トメは手を開き、確認をする。

 彼はまず、小指を摘んだ。

「これが小指で…」

 次に薬指を摘む。

「これが人差し指じゃん?」

 続けて中指。

「こいつが中指で…」

 次に人差し指に注目すると、トメは困惑をした。

「何これ?」

 自分の指に対して「何これ?」と疑問を持った奴は初めてである。

 トメとは中学生からの付き合いであったが、考えてみれば今まで指について話し合ったことがなかった。
 話題にさえ上っていれば、俺が教えてあげられたのに。

「トメ、それはね? 人差し指じゃないんだよ? 指を差すときに使うのが人差し指なのね? お前が人差し指だと思っていた指は、なんと薬指というんだ」
「だってよ~、別の日になって、俺、後輩に訊ねたんだぜ~?」
「何て?」

 トメは後輩に、薬指を見せて質問したのだそうだ。

「なあ、これ、なんて指?」
「え?」

 トメの薬指を見て、後輩は応えた。

「人差し指がどうかしたんですか?」

 意外と多いのだろうか。
 薬指で指を差す人。

 ふと心配に思う。
 その話を聞いたとき、彼は親指について何も触れていなかったからだ。

 トメの奴、親指のことは何て呼んでるんだろうか。

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2008
October 07

 電話のガイダンスから、思わぬ屈辱を受けてしまいました。

 俺は日中、コールセンターでの仕事をしているんですが、会員の方々に連絡を入れるといった、いわば電話をかける側なんですね。
 先方が留守電にしている場合も多々あります。
 そんなときはメッセージを残さず、そのまま電話を切るというのがセオリーになっているんですよ。

 先日おかけしたある電話は、ファックスと兼用でした。
 最後まで聞けば、ガイダンスは次のような内容だったのでしょう。

「ただ今、留守にしています。ファックスをご利用の方は、発信音のあとに送信ボタンを押してください」

 でも留守電だったんで、俺はすぐに回線を遮断したんですね。
 すると、丁度「ファックス」の途中でガイダンスが途切れたんですよ。

「ただ今、留守にしています。ファック」

 立てられた中指が瞬時に連想されました。
 留守電に傷つけらるのは初めてです。

 さて。
 コミュニティ「変な寝言が忘れられない」の書籍化が決まってからだいぶ時間が経っていますけれども、こつこつ編集作業を続けていますよ。
 進行具合はもう9割といったところで、気合いを入れ直しています。

 そこでですね、今回は俺自身による寝言を紹介したいと思うんですよ。

 雑魚寝をする際、聞いたことを覚えていてくれた友人たちに感謝しつつ、さっそくいきましょう。

「俺、犬神家の事件の担当になっちゃってさあ。あそこ夜とか超怖いんだよ。まだ湖に刺さったまんまだしさあ。ちゃんと抜いとけよ! ホントやだ」

 リアルに嫌がっていますね。
 湖に刺さっているのが何なのかは、あえて詮索しないでおきましょう。

「俺がもし自分が強いみたいなことを言ってても、実際は絶対に弱いから、助けてくぅ~ださい。お金ください」

 空手の黒帯を持っている奴の発言とは到底思えません。

「CM入りまーす」

 何気取りでしょうか。

「それは良くないと思うなあ。なんか、子供がいるのに手榴弾投げてくるの」

 もっと激しく怒れよ!
 ってゆうか子供がいなくても手榴弾は投げるなよ!

「あのおっさん、産まれてすぐ縮んだんだって。スーパーマリオみたい」

 誰が上手いこと言えと。

「そんなの万引きしたら見つかったとき、恥ずかしいじゃん、エッチビデオ」

 そんな夢を見ているお前が恥ずかしいです。

「せっかく来たのに牛しかいない。…牛乳に相談だ♪」

 牧場に忍び込んだ牛乳泥棒か俺は。

「あはははは! ウルトラマンが負けそう! 中の人、頑張れ。中の人♪ 中の人♪」

 なんと手拍子つき。
 ウルトラマンの人をバカにしているのでしょうか。
 夢なのに、夢がありません。

 また、めちゃめちゃリズミカルに、俺は自分のわき腹を指でトントンと叩いていたことがあったんですって。
 友人によると、「あれはまるでモールス信号のようだった」とのことです。

 トントン、トン、トトトン。

「内臓が入ってまーす」

 言われなくても解ってます。

 どうやら俺は、一発ギャグみたいな夢ばかり見ているようです。

 めさでした。

 我ながら、なんて悩みがなさそうな…。

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2008
October 05
「足とかのスジあるじゃないっスか! アキレス腱とかのスジ!」

 職場のスナック「スマイル」では、とあるフロアレディが目を輝かせている。

「スジっすよ、スジ!」

 スジスジうるさい。
 それが、どうしたのさ?

「ああいう靭帯の展示会があるんスよ! なんか燃えないっスか!?」

 へえ。
 またずいぶんとピンポイントな。

「チーフさんが教えてくれたんス!」

 男友達の名が出て、俺は「ああ、あの人なら変なことに興味を持ちそう」と妙に納得をした。

「だからあたし、今度チーフさんと一緒に靭帯の展示会を見に行ってきますよ!」

 俺も行きたい!
 とは言わなかった。
 なんか、どうでもよかったからだ。

 さて。
 やがてチーフが来店し、意外な真相が明らかになる。

「そっちの靭帯じゃねえ! 身体の人体だ!」

 靭帯の神秘なんかじゃなかった。
 人体の神秘だった。

 あの娘は、なんでわざわざ難しい字のほうで解釈をしていたのだろうか。
 しかも、やたら嬉しそうだったのは何故だ。

 ちょっと、彼女の言葉を回想してみよう。

「足とかのスジあるじゃないっスか! アキレス腱とかのスジ! スジっすよ、スジ! ああいう靭帯の展示会があるんスよ! なんか燃えないっスか!?」

 ただの足フェチじゃねえか。

 だいたい、よく考えてみれば、靭帯だけ見せつけられても、何も面白くない。

「これが伸びた状態のアキレス腱です」
「すげー!」

 何がだ。

 マニアックな趣味がバレた上、とんでもない勘違いが発覚した従業員の女の子は、恥ずかしさで顔を伏せている。

「まあ、そっちの靭帯もきっと展示されているさ」

 そう慰めるしかなかった。

 スマイルには今日も、「日記に書かないでー!」との声がこだましている。

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2008
September 27

 今、俺の中でトライアングルが熱い!

 皆さんもご存知の、正三角形のアレだ。
 叩けば「チーン」と、どこか人を小ばかにしたような音を出す、あの鉄製の打楽器である。

 友人チーフと部屋飲みをしていて、ふと気になってしまった。

「ねえ、チーフ。どんな簡単そうなことでも、極めちゃえば凄いことになるんじゃないかな?」

 例えば、トライアングルとか。
 思い立ったと同時に、俺はネットで動画を検索していた。

 そこで俺が見たものは。

「すげえ!」

 スピーディーなリズムで打ち鳴らされる、心地よい金属音が俺をノックアウトした。

 三角形の外側を連打したり、内側を撫でるようにして叩いたり。
 左手はトライアングルを掴んでいて、握る力を緩めたり強めたりすることで、音の響き方を調節している。

 こんなにカッコイイ楽器だったのか、トライアングルって!
 今までナメてました。
 ごめんなさい。

「俺、トライアングル買うわ」

 少年のように目を輝かせると、チーフも身を乗り出した。

「だったら俺はオカリナを買う」

 なんでオカリナをチョイスしたのかは解らないが、チーフもマジだった。

「簡単そうな楽器だけで、めちゃめちゃ凄い演奏をしたらカッコイイんじゃないか?」

 酒の席特有の悪ノリではなかった。

 翌日、シラフの状態でチーフが電話をくれた。

「めさ、お前、マジでトライアングル買えよ?」
「当たり前じゃん!」

 こうして、大の大人たちによる、無益な企画が立ち上がった。

 ピアニカをやると言い出して聞かない、仕事仲間のHちゃん。
 その彼氏のSさんは、カスタネットを叩きたいという。

「ねえチーフ」

 またまた俺の部屋で飲みながら、チーフと語り合う。

「メンバーが着実に集まってきてるよね」
「そうだなあ」
「チーム名、なんか考えてる?」
「いや、別に」
「今ふと思ったんだけど、男子十二楽坊なんてどう?」
「それいいな! 誰も興味を示さなさそうだ」
「でもチーフ、Hちゃん、女の子だ」
「じゃあ、男子十二楽坊、ウィズ、H」
「いきなりウィズかよ」

 また、女友達のIちゃんは、マラカスをやりたいと本気モードだ。
 もはや男子とか関係ない。
 最終的には男女六楽坊あたりに落ち着きそうである。

 そして、メンバーが増えれば意見も増える。

「小太鼓も取り入れようよ」
「そんなちゃんとした楽器に用はない」
「待てよ! トライアングルもオカリナも、ちゃんとした楽器だから!」
「問題はいかにチープな感じにまとめるか、でしょ? 小太鼓は他の楽器と比べて、しっかりとした印象を持たれかねない。園児でも扱えそうな楽器だけでやろうよ」
「そうそう。木魚とかな」
「木魚は楽器じゃねえ」
「でもさあ、小太鼓がいたら、助かると思うんだけどなあ」
「でんでん太鼓だったらアリだけど、小太鼓はなし!」

 なかなかの白熱っぷりだ。

 俺としてはソプラノリコーダーを誰かにやってもらいたいと思っている。
 しかしチーフのオカリナと音がカブりそうでもある。
 そこで俺は彼に提案をした。

「あのさ、チーフ。大きめのオカリナだったら低音が出るじゃん? そうすれば音域が広がるし、リコーダーとも重ならないと思うんだ。だからチーフは、低音のオカリナを買いなよ」

 するとチーフは、返事をしなかった。
 どうしても主旋律をやりたいらしい。

 そういえば、以前ある女性が、今回の企画と無関係のところで「テルミンをやってみたい」と言い出したことを思い出す。

「チーフ! そういえばSさんがね? テルミンやりたいって言ってたんだよ。彼女もスカウトしようぜ!」
「テルミンって何?」
「知らない? なんか鉄の棒が縦に伸びてて、それに手を近づけると勝手に音が鳴るんだ。手を近づける距離を調節することで、メロディを奏でるの。音が鳴る原理は解らないけど、たぶん電子の力だね」
「採用!」

 トライアングル、オカリナ、カスタネット、ピアニカ、マラカス、そしてテルミン。
 いよいよ不思議な大人たちである。

「チーフ! また閃いた!」

 もはや彼をチーフではなく楽長と呼びたくなっている俺がいる。

「こうなったら、犬笛も取り入れようぜ!」
「犬笛? なんだそれ?」
「犬にしか聞こえない笛」

 俺たちの音楽は人間界だけに留まらない。
 犬笛の採用も決定した。

 犬笛の担当者はまだ決まっていないが、演奏時はめちゃめちゃ縦ノリで動き回っていただこうと思っている。
 犬笛ソロも用意するので、長めに演奏してもらいたい。

 自然と、将来のビジョンが浮かび上がる。
 犬笛担当者が、神妙な面持ちになって、俺たちに相談を持ちかけるのだ。

「実は、俺さ、プロ入りが決まっちゃったんだ」

 どこを拾われたのだ。

「だから俺、もうみんなと一緒に演奏することが…」

 最初から演奏できてない。

 それでも俺は目に涙を溜めるだろう。

「そ、そう!? よ、よかったじゃん! 俺らのことなんて気にするなよ! CD出たら、絶対買うからよ! なあ、みんな!」

 買ったところで聞き取れない。

 また、いつかライブなんてやってみたい。
 渋滞か何かで、犬笛の人だけが会場に来られなくなったりしたら…。

「犬笛の奴、来られないみたいだ。今回のライブは中止にしよう」

 犬笛、意外にキーマンなのか?

 実に夢が膨らむ。
 俺もトライアングル、頑張らなくちゃ。

 トライアングルを投げ、空中でUターンして戻ってくるようにできたら最高だ。
 いや投げちゃ駄目だ。

 普通に技を磨こう。
 今、俺の中でトライアングルが熱い!

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プロフィール
HN:
めさ
年齢:
49
性別:
男性
誕生日:
1976/01/11
職業:
悪魔
趣味:
アウトドア、料理、格闘技、文章作成、旅行。
自己紹介:
 画像は、自室の天井に設置されたコタツだ。
 友人よ。
 なんで人の留守中に忍び込んで、コタツの熱くなる部分だけを天井に設置して帰るの?

 俺様は悪魔だ。
 ニコニコ動画などに色んな動画を上げてるぜ。

 基本的に、日記のコメントやメールのお返事はできぬ。
 ざまを見よ!
 本当にごめんなさい。
 それでもいいのならコチラをクリックするとメールが送れるぜい。

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