ＮＯ．５０ 脳が寄生されているんじゃないでしょうか。

　父はとても勤勉な人物で、学だけでいったらエリートといった部類に入る。
　講義がくだらないといった理由で都内有名大学を辞め、別の大学に入り直し、やがて精神科医にまでなった。
　今ではマイホームをマンションに建て直し、管理をしている。

　とても俺の親とは思えない優秀さだ。
　どうして彼の息子たちはバカばっかりなのだろう。

　俺と弟と妹はしかし、確かに学はないが、教養だってない。

※フォローばかりか、日本語まで失敗しました。

「寄生虫って、みんなの中にいるんでしょ？」

　今年で２９歳になる弟が、不思議なことを言い出した。
　俺はまた、何かを聞き間違えているのだろうか。

　すまん、もう１回言ってくれる？

「寄生虫って、みんなの中にいるんでしょ？」

　ああ、いるさ。
　寄生虫はいつまでも、ずっと俺たちの心の中にいるさ。

「いやマジで」

　マジなのか。
　もう大人なのに、マジなのか。

　ちなみにね？
　寄生虫って、滅んだわけじゃないけど、今の日本の食生活を普通に続けている人にはもう、寄生虫はいないはずだよ。
　つまり、俺たちはたぶん、寄生されていない確率のほうがずっと高い。

「いやいや、それはないよ」

　そこを否定されるとは思わなかった。
　お前はアレか？
　普段から日本人の体内に、何かしらの虫がいるって思ってたの？

「そりゃいるよー」

　いねえよ。
　江戸時代とか、すっごい昔はいたんだろうけど、今はほぼいねえよ。
　１人１人調べたわけじゃないけどな。
　ちなみに、花粉症になる人が増えた原因の１つは、「寄生虫を体内から追い出してしまったからだ」っていう説もあるぐらいだ。

「そんなバカな」

　お前がバカな。

　すると弟はインテリぶって、メガネをクイクイッと上下させる。
　明らかにスカした態度だ。

「はは。兄さん、そりゃガセネタですよ。僕はこれでも医者の息子ですよ？」

　俺もだ弟よ。
　まさか兄弟で血筋を自慢されるとは思わなかった。
　だいたい精神科医と寄生虫、あんま関係なくないか？

「え？　精神科医！？」

　おう。
　お前も今度、診てもらえ。

「うちの父さん、内科じゃなかったの！？」

　どこで聞いた説だそれ。
　うちのおとんは元だけど、精神科医だよ。

「マジで！？　俺の友達みんな、うちの父さん内科だと思ってるよ！？」

　お前がガセネタ流したからじゃねえか！

　お父さん。
　結構なご子息をお持ちで何よりです。

ＮＯ．４９ なんで女の人って、男の人にお化粧するのが好きなのでしょうか。

<前日・女友達Ｓの視点>

　めさちゃん家に集まって、皆でテレビ観賞。
　タイ国にて、綺麗なニューハーフを探し出すといった番組だ。

「うわあ、すっごい綺麗だなあ」
「だなあ。とても男に見えない」
「マジでトップアイドルクラスじゃねえか？」

　絶賛の声が次々に上がる。
　無理もない。
　ブラウン管の向こうには、絶世の美女、というか元男性なのだが、とにかく素晴らしく美しい人がいる。

　めさちゃんも目を丸くしていた。

「こんな人と出会ったら、男かも知れないだなんて疑わずに惚れちゃうよなあ」

　そう？
　めさちゃんだって男っぽくないよ？
　男っぽくないっていうか、男らしくない。

「そんなことないもん！　俺、男らしいもん！」

　歳を考えて語尾を選べ。
　ホント男らしくない。

　私は化粧セットを手に取って、めさちゃんを見た。

「な、なに急に」
「めさちゃん、ちょっと動かないでね？」

　悪い予感を感じているであろうめさちゃんににじり寄る。

　くすくす。
　どうメイクしようかなあ。
　お湯でないと落ちないメイクだけど、気にしない気にしない。



<翌日・仕事仲間Ｈの視点>

　朝っぱらから嫌なものを見た。
　職場で、めささんが何故か小奇麗になっている。
　この人、なんでたまに化粧して出勤してくるんだろう。

「そういえば昨日、テレビで見たんだけどさあ」

　極めて不自然な奴が自然に話しかけてきた。

「綺麗なニューハーフを探すっていう番組だったんだけどね？」

　ニューハーフを探したいなら鏡を見ていただきたい。

「すっげえ美人さんばっかりでさあ。ありゃ凄かったよ」

　凄いのは化粧して会社に来たお前です。

「世の中、いるんだなあ。ニューハーフになるべくしてなった人」

　自分のことか？
　なんか遠まわしなカミングアウトだな。

　あまりに気マズイので、僕は冗談で誤魔化す。

「そんなに綺麗だったの？　でもいくら綺麗だからって、女装したら絶対、俺のほうが美人になるもんね！」
「ハッ！　たかがお前がですか？　絶対にとんでもありません。お前なんて下の下ですよ」

　むかつくオカマだな、こいつ。
　ニューハーフ界の先輩風ってこんな感じなのだろうか。

「とにかく、それだけレベルの高い美人が揃ってたんだよ。ありゃマジで美しかった」
「それに影響されて、めささんもメイクしてきたの？」

　恐る恐る訊ねると、めささんはもの凄い形相になって息を呑む。

「しまったァー！　メイク落とすの忘れてたァー！」

　まるで真の姿を見られたかのようなリアクション。

「違うのー！　お湯でないと落ちないのー！　洗顔は水だろ！？　そもそも昨日はそのまま寝ちゃって…！　とにかく違うのー！」

　意味わからん。
　くねくね喋るな、この男女が。

　思わずため息が漏れる。

　普通の同僚がほしい。

ＮＯ．４８ 寝言が本になります。この告知、寝言だと思われたらどうしよう。

　さて、前回紹介させていただいたコミュニティ「変な寝言が忘れられない」なんですけども、これがなんと、早ければ年内に書籍化されることになりました。

　内容は前回の記事で並んだような、傑作集といった形になります。
　突拍子もない芸術的なセリフに、俺からの一言ツッコミが入る予定なんですね。

　６００点から１０００点の作品を俺が選び、編集して、１つ１つにコメントをつけさせていただくわけですから、鬼忙しくなりそうです。
　なんでノーギャラなのか。

　でも、絶対にハイクオリティな本にして、がっつり皆さんに笑っていただくために、初めて飛行機に乗るとき以上に張り切っていますよ。

　この本に載る作品は全て、コミュニティに参加してくださっている方々の作品です。
　なので、俺が印税を頂戴するわけにはいきません。
　１０００人で印税を分けるのも、現実的ではないですよね。
　なので印税は全額、慈善事業に寄付させていただきます。

　寝言だけに、まさに夢が広がりますよ。

　例えば、この本の印税で、どこかの貧しい国に小学校でも建ったら、素晴らしすぎて死ねます。
　いつか子供たちに「いい夢見ろよ」って、カッコつけて言いたいですね。

　俺の最終的な夢、「世界を笑わせたい」が１歩前進してくれたような心地です。

　とまあ、なんだか俺が寝言みたいなことをほざいておりますが、この本の発売日や価格など、詳細が決まりましたらまたここで告知させていただきますね。

　コミュニティ参加者様と一緒に、幸せな笑いを届けられるような本にしたいと思っています。
　燃えるぜ。

　めさでした。

　貧しい国の人々を助けてあげたいって言えばカッコイイけど、俺が今めちゃめちゃ貧しいんだよなあ。
　ま、いっか！

ＮＯ．４７ 変な寝言が忘れられない

　ミクシィと呼ばれるネット上で、俺は「変な寝言が忘れられない」というコミュニティを運営しているんですよ。






　この画像が目印です。
　寝言って、めちゃめちゃ突拍子もなくって面白いんですよ。

　例えば、そうですね。
　めっちゃ長いですけども、論より証拠。
　今回はコミュニティＴＯＰページを飾っている寝言傑作選をお楽しみください。

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　ayakokkoさんからのご投稿。
「てめぇ、なに十字切ってんだよ！　ぶっ殺すぞ！」

　キリシタン狩りみたいなことになってます。

　氷雨さんからのご投稿。
「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ…。ボケ、カス、あほ、このやろ～…。ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ…」

　気持ちの悪いアメとムチです。

　じゅんちゃんさんからのご投稿。
「自分が選ばれし者だと思ってるんでしょ！？」

　どこの宝クジ売り場のおばちゃんかと思いました。

　しろわにさんからのご投稿。
「可愛くない妖精がいる…」

　ＣＧ加工でどうにか誤魔化してほしいところです。

　Booさんからのご投稿。
「最近の家は、ハメコミ式が多いから…」

　縄文時代のやり方と同じじゃないですか。

　くわいさんからのご投稿。
「おい…。プリンの…、黄色いところが無いじゃろうが！」

　もはやプリンではなくなっています。

　nasu*Bさんからのご投稿。
「今日帰り遅いわ。スニーカーだから…」

　靴の種類はどうでもよろしい。

　やーさんからのご投稿。
「明日？　明日は～…、スナイパー」

　そんな塾みたいな狙撃の予定、聞いたことがありません。

　あいさんからのご投稿。
「２６です♪　でも…。フランケン…。ンフフフ♪」

　世界的に有名な人造人間は饒舌になると、さらに恐ろしくなることが判明しました。

　みつさんからのご投稿。
「う～ん、う～ん…。巨人の喉、大丈夫？」

　そっちが大丈夫なのでしょうか。

　ともさんからのご投稿。
「なんなら大統領にしてあげようか…」

　うお、スゲー！
　マジっすか！？

※優秀作品紹介の途中ですが、欲望丸出しで喰いついてしまったことを、深くお詫び申し上げます。

　超納豆大魔神さんからのご投稿。
「兵庫から逆立ちしてきました。７８００円になります」

　他の移動手段はなかったのでしょうか。

　ミッチェルさんからのご投稿。
「うるさい！　限界のゲの字だ！」

　まだ一文字目じゃないですか。

　ゆみぃずさんからのご投稿。
「アイロンの命はいかに！」

　無茶な使い方が大好きな主婦の独り言みたいになってます。

　ぢダン（ボブやま）さんからのご投稿。
「フッ。…成仏！」

　うさん臭い新キャラ登場しちゃいました。

　マルコさんからのご投稿。
「ナッパッ！！　…まぁ、表向きの時だけなんスけどね」

　楽屋のベジータみたいなことになってます。

　くりさんからのご投稿。
「虫をダウンロードする」

　ＩＴ革命どころの話じゃありません。

　森村さんからのご投稿。
「だから貴重品は泥棒に預けとけって」

　新しい税金対策でしょうか。

　まっつーさんからのご投稿。
「キノコの美学」

　マリオがルイージに熱く語っていそうなテーマです。

　きんぎょさんからのご投稿。
「ウサギとカメを１匹ずつ下さい…」

　それで何がしたいのか想像つきます。

　まりぃさんからのご投稿。
「姫倒したでぇっ！」

　王様の笑顔を凍らせるのに充分な報告です。

　ケイ?さんからのご投稿。
「集団の牛に舐められてるのに、なんで助けてくれないの！？　人でなし！」

　違うんだ…！
　あれは仕事で…！
　ディレクターにそう指示されただけなんだ！
　君がオイシイと思って、仕方なく…！
　ところで牛タン好き？

※管理人の想像が暴走しました。

　ゲンゲンさんからのご投稿。
「１６階のビルから落ちても受け身でセ－フや！」

　絶対にアウトです。

　めぐみんさんからのご投稿。
「頭の置き場所がない…」

　なんで一部なんですか。

　樹☆★さんからのご投稿。
「返してよ。私のアメリカ」

　そもそもなんで貸しちゃったのでしょうか。

　だいちゃんさんからのご投稿。
「長官。私なら、あの世まで弁当は持っていきません」

　このセリフから、長官は「死後の世界に弁当を持って逝く派」だということが解ります。

　竹世さんからのご投稿。
「まだ…秀吉軍が頑張ってるから…寝れないの…」

　何時代の悩みですか。

　うり坊仮面さんからのご投稿。
「なかなかいいバイトだわ。お腹の中に突っ込んで飼育」

　ホラー映画の冒頭みたいな仕事です。

　涼＠Lamour-vraiさんからのご投稿。
「サンタクロース全弾発射まで、５…、４…、３チャンネル…」

　テレビ点けちゃった。

　hi-staさんからのご投稿。
「何で来るんだよ！　母親来てるの俺だけじゃん！」

　お母さんだって修学旅行に行きたいのです。

　かすみさんからのご投稿。
「窪まないエクボ初めて見た」

　なんでそれをエクボって言い切るんですか。

　エリカさんからのご投稿。
「隠れて！　あのコの乳首が取れちゃうかも…」

　安いボンドで作ったプラモみたいな状況です。

　ぱとさんからのご投稿。
「今時のアイドルは４７歳」

　少子化にもほどがあります。

　へろすさんからのご投稿。
「スーパーサイヤ人なら歩いた方が早いよ…」

　ド派手な競歩です。

　スドさんからのご投稿。
「やめて下さいよ、大統領」

　ホワイトハウスの忘年会でしょうか。

　紫月さんからのご投稿。
「のび太は今、テレビの仕事で忙しい！」

　のび太のクセに生意気です。

　シャオさんからのご投稿。
「イイ倉作ろう鎌倉！」

　鎌倉さんを励ますために考案された大工のスローガンみたいです。

　もこべーさんからのご投稿。
「ハエがいる。１人だ」

　カッコイイ昆虫採集です。

　バドさんからのご投稿。
「母さん、キックはまだか！」

　ドＭにもほどがあります。

　ニャオス（零号機）さんからのご投稿。
「俺の納豆８メートルもあるやん…」

　輸出できそうな規模ですね。

　のんこさんからのご投稿。
「ちょっと待って…。フェニックスが…」

　フェニックス待ちって、初めて聞きました。

　コジカさんからのご投稿。
「新春特別企画！　レスラーＶＳ一般の人！」

　新年早々、人でなしです。

　とらっちさんからのご投稿。
「地震対策にはパラシュート…」

　助かる気があるのでしょうか。

　ピー助さんからのご投稿。
「うどんはミディアムで」

　焼き加減の話をされるとは思いませんでした。

　ヤマちゃんさんからのご投稿。
「はーい！　オマエ罰金～！　２５０え～ん！　安いっ！」

　こんなお巡りさんが増えてくれますように。

　まるさんからのご投稿。
「これ言っていいのかな…。イラクっていう国の仕業なんだ」

　詳しい話を聞きたいです。

　１０６さんからのご投稿。
「ポイントは鼻の穴の中に入ることです」

　人はどこまでコンパクトになれるのでしょうか。

　ハナさんからのご投稿。
「現代医療じゃ治せない病気なの…。だってホイミもケアルも効かないんだもん」

　それは怪我を治す呪文です。

　ちゃおちぃさんからのご投稿。
「急行と微笑み…」

　売れ残った絵画のタイトルかと思いました。

　じんみさんからのご投稿。
「ファイブ！　フォー！　スリー！　トゥー！　ワン！　…死ねっ！」

　マジックショーみたいな死刑です。

　じょんじさんからのご投稿。
「う～ん、サンダガ」

　ＭＰが足りていたら大変なことになっています。

　マジラさんからのご投稿。
「サイコロの神様、私は６のゾロ目が出ます。他の人は１ゾロでいいですから…」

　結局何を願っているのでしょうか。

　猫王さんからのご投稿。
「ガチャピンの…赤い奴が…庭で…暴れてる…」

　暴れるガチャピンが赤い理由を知りたくありません。

　諸江はるかさんからのご投稿。
「敵の陣形は、美しかったですか？」

　そこに着目しましたか。

　☆梅☆さんからのご投稿。
「コンタクトの上下左右が合ってない！」

　眼球の個数と配列が大変なことになっています。

　Soogleさんからのご投稿。
「パンツ…前進…」

　下着が進んじゃいました。

　すすさんからのご投稿。
「そうだ…。人の肉を使えばいいんじゃない？」

　思い留まって頂きたいものです。

　ラッシャーさんからのご投稿。
「そんな時には蟹を塗れば良いよ」

　鎧のつもりでしょうか。

　まなみさんからのご投稿。
「あたし、サイヤ人！！」

　鳥山明も知らない設定です。

　まりあさんからのご投稿。
「Maria, a five years old child, was very happy. she and her father (後略)」

　読めませんでした。

　まろ＝ＳＩＬＶＡさんからのご投稿。
「社長。甘いもん買って来い」

　査定が心配です。

　まなみさんからのご投稿。
「最悪！　ウチには桃太郎と呼べる人しかいないんです！」

　楽しそうじゃないですか。

　m a ｒⅰёさんからのご投稿。
「工藤です。自動です」

　オートマの工藤が駆動。
　ぷぷっ！

※すみませんでした。

　BUNさんからのご投稿。
「無名の詐欺師５７歳」

　有名だったら商売になりません。

　プーチンさんからのご投稿。
「ホントにホントにホントにホントにライオンだ♪　はぅっ！」

　愉快な噛まれ方です。

　TAROさんからのご投稿。
「あっぶねぇ～。星になれてよかったぁ～」

　ギリギリ手遅れじゃないですか。

　パン職人さんからのご投稿。
「ゴミが人間のようだ…」

　恥ずかしいムスカです。

　がぶさんからのご投稿。
「次はガチャピンか。…荒れるな」

　子供向け番組なのに、なにスカしてるんですか。

　森村さんからのご投稿。
「嫁かミサイルか…」

　どっちも強力です。

　ユリさんからのご投稿。
「はぁい、ポテトでびっくりしまぁす！」

　それで誰が喜ぶのでしょうか。

　一輝のお母さんさんからのご投稿。
「人間だもん、暑さはあるよ。それは当たり前です」

　スランプ中の相田みつをっぽい作品です。

　ペルー人さんからのご投稿。
「俺の心の中に…」

　誰か死んだのでしょうか。

　スボボンさんからのご投稿。
「そろそろ地球人が到着します…っと」

　歓迎の気配が感じられません。

　ちっちゃいあきさんからのご投稿。
「壊れかけのレディオがＦＭか聞きたいんだけど…」

　直ってるレディオをご利用下さい。

　地下さんからのご投稿。
「ネス湖のネッシー、爆発してオゥケェイ」

　ＤＪっぽいです。

　煌魅～をみ～さんからのご投稿。
「あれが見たい、あのジブリの…、『耳が聴こえる』！」

　普通の現象じゃないですか。

　ヒメさんからのご投稿。
「なんだか、ありがとう。さっぱりですが」

　そこまで気持ちのこもっていない感謝も珍しいです。

　ごりんさんからのご投稿。
「お前の志望校に『ゴージャス！！』って書いとけ！」

　受かったらどうするんですか。

　ゆきみーさんからのご投稿。
「あ。姉貴。いつもそこにいるもんね…」

　ちなみに、発言者のお姉様はご健在です。

　とらっちさんからのご投稿。
「スライムと霊柩車がアイスを食べてるんです…。誰も信じてくれないんですけどね…」

　そりゃそうです。

　kopandaさんからのご投稿。
「嘘つきと…呼ばれて…３千年…」

　それも嘘っぽい。

　ごぅちゃん?さんからのご投稿。
「ウノやろうぜウノ！　じゃあ俺からなッ！　パス！」

　独り上手この上ありません。

　まゆこさんからのご投稿。
「電源切ったら部屋が広がった」

　そんなバカな。

　沙耶さんからのご投稿。
「本気戦隊！　マジレンジャー！」

　マジブルーだけがめっちゃテンション低そうです。
　マジでブルー。

　まっちんさんからのご投稿。
「うぅ～ん…。家の２階に…ガンダムが…４機…」

　無敵じゃないですか。

　ただくらさんからのご投稿。
「ママ…。パパ…。ごめんなさい。私ね…、私ね…、神になるの…」

　出世し過ぎです。

　どらごんさんからのご投稿。
「…シャワーの安全装置…」

　ただでさえ安全なのに。

　nagisaさんからのご投稿。
「ありがた迷惑ドットコムだぜ」

　そんなＵＲＬのほうがありがた迷惑です。

　ボリさんからのご投稿。
「ドラえもん！　俺は負けない。…助けてよ～」

　言ってるそばから負けてます。

　づーさんからのご投稿。
「手の平から水出過ぎ…」

　困った特殊能力ですね。

　じょにさんからのご投稿。
「来月から法律が変わるらしく、胸揉むの、月額４８００円なんだって…」

　値段設定がなんかリアルです。

　サキさんからのご投稿。
「姉ちゃん、こっちのアザラシの方が安いよ」

　スーパーの特売コーナーみたいなことになってます。

　かーちゃんさんからのご投稿。
「キター！　俺の時代だ～」

　勝手に平成を終了させられるとは思いませんでした。

　ちさと姫さんからのご投稿。
「横からしないと、横からしないと…。いずれ殺されてしまう」

　縦横の問題なんですね。

　がりさんからのご投稿。
「やべぇよ、やべぇよ、我が社の社訓！」

　楽しそうな職場で何よりです。

　さのさんからのご投稿。
「入国管理できない！」

　大事な仕事じゃないですか。

　かなさんからのご投稿。
「エントリーナンバー１番！　歩く人！」

　酔っ払ったクララみたいです。

　かんさんからのご投稿。
「鼻の穴が３つある」

　地球人の１.５倍じゃないですか。

　ひとこさんからのご投稿。
「ワサビとマヨネーズ混ぜたら戦争は終わるんだろ！？」

　ずいぶん安い戦争です。

　ひなさんからのご投稿。
「あーっ。もう少しで殉職するところだった」

　死にかけた割には口調に危機感がありません。

　シャオさんからのご投稿。
「寒い…。ツノが生える…。ツノが…」

　モンスターのような体質です。

　森村さんからのご投稿。
「やっぱり幼虫やろ…、うん。…運転上手いもん」

　どこで免許を取ったのでしょうか。

　にゃーさんからのご投稿。
「私は添付ファイルの天使」

　チェーンメールのタイトルっぽいです。

　Cozzyさんからのご投稿。
「お父さん、お母さん、おやすみなさい。これが私の仕事なの」

　業務内容は説明してあげられないのでしょうか。

　amaneさんからのご投稿。
「カキフライを英語で注文しなさい」

　違う物が出てきてしまいそうです。

　森村さんからのご投稿。
「電卓食べるか？」

　どういった嫌がらせなのでしょうか。

　にゃお☆さんからのご投稿。
「半ズボン！！」

　強力な攻撃魔法みたいな響きです。

　たっけさんからのご投稿。
「妹が蚊に刺されたら電話しろって言ったじゃん！」

　輸血でもするつもりなのでしょうか。

　同じくたっけさんからのご投稿。
「妹が細胞分裂したっていいじゃん！」

　自力で増殖する妹なんて嫌です。

　mariさんからのご投稿。
「厳選されたグァム人とハワイに行きたいよね…」

　徹底して南国です。

　♡しふぉんさんからのご投稿。
「ちょ…、俺マジいいこと思いついたんだけど！　空気抜いた所に募金すればよくね！？」

　真空にする必要ありません。

　健介さんからのご投稿。
「キャンドルサービスで優勝だ！」

　精神的にも物理的にも燃えています。

　Gaaco★さんからのご投稿。
「うう～ん。育ってるよ…。しょっぺえ具合いにな！」

　それって失敗ではないんですよね？

　まるさんからのご投稿。
「今週のベストテンに、江戸時代は入る？」

　他に何時代がエントリーされているのか気になります。

　あいかさんからのご投稿。
「クリリンて、準社員だよね！？」

　歳の割に動きがいいですから。

　seiさんからのご投稿。
「すいませ～ん。…像の首が果てしなく長いです」

　誰がデザインしたのでしょうか。

　ウメさんからのご投稿。
「特殊な歯磨き粉らしいわ…」

　毒を盛った犯人みたいなセリフです。

　ハルさんからのご投稿。
「別にいいけどさぁ…。チキンソースの上に乗ってみ？　…死ぬよ？」

　死因は何になるのでしょうか。

　じゅんこさんからのご投稿。
「りんごが…。武士が…」

　前半だけ聞いたらニュートンみたいです。

　まいまいさんからのご投稿。
「いつも親切にしてくれるんだ…。海水、持ってきてくれるんだ…」

　普通の水のほうがさらに助かったのではないでしょうか。

　こっぺさんからのご投稿。
「ハムで切ってやったぜ！」

　ハムの使い方が間違っています。

　みっちーさんからのご投稿。
「かめはめ波が、もう、撃てない…」

　ドラゴンボール完。

　ズブールさんからのご投稿。
「ハムスターの国へ行こうぜ…」

　何か嫌なことでもあったのでしょうか。

　Ｙ見さんからのご投稿。
「ねー…。なんであのスルメイカは足が３本なのー？　他のは２本なのにー」

　どっちにしろ何本か足りません。

　やんさんからのご投稿。
「指令がないとベッドから出れないんだよ～」

　とっくに完治している入院患者みたいな言い分です。

　りゅうたろうさんからのご投稿。
「そして…そして…、角のカクカクした所に…、出す！！」

　そこまで力んで何を放出する予定なのでしょうか。

　キオさんからのご投稿。
「その選手権は焼肉にあるんだろ？」

　焼くに焼けない雰囲気になってしまいました。

　きゃなさんからのご投稿。
「それは前髪がある人に任せておけば大丈夫だよ…」

　ハゲに出番はないのでしょうか。

　えみちんさんからのご投稿。
「小人が、１２ダース」

　よく数えられたものです。

　緑茶さんからのご投稿。
「グレイトテキサスジュースは岩をも砕く…」

　攻撃力最高峰の飲み物です。

　*★みにぁ★*さんからのご投稿。
「たけのこがぁー！　縦にぃー！　たけのこがぁ、たて…、切れた」

　悲しい結末です。

　そーすけさんからのご投稿。
「ちょちょ、ちょっと待って！　ドリブルが冷たい！」

　ボールの素材が気になります。

　ゆんたんさんからのご投稿。
「蚊！　蚊がいる！　割り箸取って！」

　巌流島に遅刻する達人のような対処法です。

　さっちょさんからのご投稿。
「体に気をつけなきゃパロマのガス」

　どこの鬼嫁かと思いました。

　束さんからのご投稿。
「ジェットコースター溶けちゃうよ」

　スリリングさは完璧です。

　ぱぱりなさんからのご投稿。
「お魚パーキングで人間募集してたよ！」

　肺呼吸で勤まるのでしょうか。

　まさごさんからのご投稿。
「アメリカ産のには指が入ってる…」

　ちょっとした猟奇事件みたいなことになってます。

　いも神さんからのご投稿。
「母さん、針に穴が通りません」

　針には糸を通して下さい。

　K@ZUKIさんからのご投稿。
「うちにはトイレしかないよ」

　引っ越すわけにはいかないのでしょうか。

　あやちんさんからのご投稿。
「…うーん…。暑くて寒い…。暑くて寒いよー…。…気持ち良過ぎるぅー！」

　命に別状なさそうで安心しました。

　トッピオさんからのご投稿。
「君の眉間の谷には、もうコンビニまであるよ」

　いつの間に開拓されていたのでしょうか。

　じょんさんからのご投稿。
「審判がムック！」

　レッドカードが目立ちません。

　まっつんさんからのご投稿。
「全部含めろ」

　機嫌の悪い教科書みたいな言い方です。

　■ともりゃんさんからのご投稿。
「てか、実際胸の大きさなんてみんな同じだから！」

　グラビアアイドルの苦労を台無しにしないで下さい。

　nittaさんからのご投稿。
「江戸でよかった」

　初めてタイムマシンに乗った人の第一声みたいになってます。

　あみてぃ☆さんからのご投稿。
「想い出の森にはなかった」

　なんで普通に「覚えてない」と言えないのでしょうか。

　同じくあみてぃ☆さんからのご投稿。
「アルミの２はデカくてダサいの」

　金属の世界でも続編は不評のようです。

　まっつんさんからのご投稿。
「なんでジョーカー３枚あるん！」

　最初の段階で手品を見抜いちゃった感が漂っています。

　ばっしさんからのご投稿。
「りんちゃんがりんちゃんが、カブトムシの角をおにぎりに突っ込んだらダメって言ってた」

　りんちゃんの意見に賛成です。

　ゆーいちさんからのご投稿。
「ガメラ対てんとう虫」

　ガメラの大人げなさにガッカリしました。

　shinjoさんからのご投稿。
「いいもん。冷凍ビーム撃つもん」

　ラブコメチックな冷やし方です。

　ジャックさんからのご投稿。
「緊張の連続！」

　ぐーぐー寝ててよく言います。

　おかみ【好】さんからのご投稿。
「金田一先生、もっと酸っぱい国語辞典を！」

　辞典に酸っぱさを求めないで下さい。
　金田一先生が困ります。

　ミスジさんからのご投稿。
「亀まわし、フリスビーと名づけよう」

　最初は亀の芸みたいな名前だったんですね。

　あぷりさんからのご投稿。
「このレシート作った人ね…。透き間だらけなの…」

　レシート作ってる場合じゃありません。

　まっつんさんからのご投稿。
「トイレ駄目にしていい？」

　近い将来まで駄目になってしまいます。

　SATOOさんからのご投稿。
「う～ん…。クラクションでいい」

　楽器選びを妥協したのでしょうか。

　Ｍｏｔｔｉさんからのご投稿。
「俺の父さんは…裏技で出てくるよ…」

　これで父さんに失踪されても大丈夫です。

　mariさんからのご投稿。
「友達にならなくて良かった～。…二階の黒人と…」

　そこまで近所なら仲良くしたほうが…。

　アル中さんからのご投稿。
「いらない日本人なんて捨てちまいな！」

　道徳を完全にシカトした大胆さに脱帽です。

　よーすけさんからのご投稿。
「醤油とみりんの魔法。…砂糖が強いの」

　料理にＭＰを使っています。

　いちこさんからのご投稿。
「寝てねーよ。今タニシ掘りよん」

　たくさん獲れるといいですね。

　森村さんからのご投稿。
「火事や！　死んだフリせぇー！」

　フリでは済まなくなってしまいます。

　(*´ー｀)σななﾀｿさんからのご投稿。
「ン…。だから、ケーキ、オレの…。…そうそう、おじや」

　お腹が空いていることは何となく伝わりました。

　yonnさんからのご投稿。
「さなぎになれよ」

　なんで戻すんですか。

　美羽 - MIUさんからのご投稿。
「地元の人って、みんなフィッシュなんでしょ？」

　なんでそこだけ英語なのでしょうか。

　ゆきぽのさんからのご投稿。
「ミシン、ミシン、ミシン、ミシン、ミシン…」

　病気のセミみたいです。

　きのるさんからのご投稿。
「あ～。和田アキ子に飲みに連れていかれるところだった」

　大ピンチじゃないですか。

※和田アキ子さん、ごめんなさい。

　ちゃーちゃんさんからのご投稿。
「なぁ～、おいって！　俺の頭に刺さってる釘抜いてくれ～！」

　フランケンシュタインみたいな悩み事です。

　えちコリア☆さんからのご投稿。
「２月の６月３日でいいよ」

　せめて季節だけでもハッキリして頂きたい。

　ずっぽんさんからのご投稿。
「…台湾バナナ１００万本」

　しばらくバナナに困らなさそうです。

　りょへさんからのご投稿。
「爆弾投下や～…。お疲れやな～…」

　疲れるだけで済むのでしょうか。

　ｍｉｚｕｋｉさんからのご投稿。
「は？　何言ってんの？　私雨なんか作ってないよ？」

　神様レベルのご謙遜です。

　一寸法師さんからのご投稿。
「…ガソリン…。スヌーピーにプーさんが…、危なくねぇ？」

　大丈夫大丈夫。
　そう心配しないで、タバコでも吸ってなよ。

　って、ばかー！

※良い子の皆さんは決して真似をしないで下さい。

　まどかさんからのご投稿。
「コサイン４分の５度が入った眼鏡どこ？」

　一生見つからないと思います。

　華凛さんからのご投稿。
「この問題解けたら、足速くなんよ」

　成績の話はどこへ行ったのでしょうか。

　ﾁｮﾝさんからのご投稿。
「ににんが…、８！！」

　２の段からそれでは先が思いやられます。

　かおり＾＾さんからのご投稿。
「モヤシとモヤシで、世間知らずな小林ネンジ。貸して」

　モヤシの段階でいきなり意味が解りません。

　bonnieさんからのご投稿。
「揺らすな！　王様が落ちる！」

　そんな不安定なところに王様を置かないで下さい。

　あやさんからのご投稿。
「…うん…。分かってるよ…。読み終わったら、冷蔵庫にちゃんとしまっとくから…」

　なぜ冷やす。

　babyさんからのご投稿。
「順調にいったらレンズ持って帰るけぇ」

　戦利品が部品だけじゃないですか。

　maikoさんからのご投稿。
「ドーナッツの間取り、どうなってる？」

　味の話をして下さい。

　茜衣さんからのご投稿。
「…結婚相手と不倫相手は…うさぎ…」

　とても人間界の話とは思えません。

　伝説の久美さんからのご投稿。
「お前、くちばし無ぇのかよ！」

　あったら人じゃないです。

　GONZALLEZさんからのご投稿。
「私にも受話器を…」

　酸素ボンベみたいに言わないで下さい。

　コッツンさんからのご投稿。
「俺前、キャンキャンの表紙になっとったやんか？」

　女性誌に革命でも起きたのでしょうか。

　あろままさんからのご投稿。
「犬が終わったら、花粉の季節やね～」

　聞いたことのない風物詩です。

　キオさんからのご投稿。
「１０円足りない！　１００円…。ホラ５円になった」

　なんで減っちゃったのでしょうか。

　せいるさんからのご投稿。
「エジプトの男が殺された」

　死体の特徴が大雑把です。

　ゆーいちさんからのご投稿。
「だから俺はイチゴを守り抜くねん！」

　もはや守護霊レベルです。

　塩化きのこさんからのご投稿。
「きっ！　きっ！　切手が２匹…」

　新鮮なカウントの仕方です。

　HANさんからのご投稿。
「猫は、リスにあげればいい…」

　リスの運命やいかに。

ＮＯ．４６ そりゃ確かに俺は崖を見たらどう落ちたら面白いかを考える男だけどさ。

　衝動的に、登山に挑戦してみたくなった。
　単独での山登りは心細い気がするので、友達を誘うことにする。

　どうよ山？
　みたいな内容のメールを送る。
　返答は、すぐにあった。

「…めさ、登山って、どこまで本気の登山…？」

　どう見ても警戒してなきゃ書けない文面である。
　びっくりだ。

　いや、さすがに俺の友人をやっているだけのことはある。
　どこに行くにしても、何かしらのトラブルが発生することを見抜いていらっしゃる。

「大丈夫だよう」

　気持ち猫なで声になりながら、説得するためのメールを打つ。

「初心者でも気軽に登れるような簡単山を選ぶよう。ハイキングに毛が生えたぐらいのコースでいこう」

　安心させるだけは、まだ足りないかも知れぬ。
　うっかり誘われちゃうように、エサも撒くか。

「山頂でいい景色見ながらさ、持参した何かを食べようよ。で、下山したら温泉に入るのだ。のんびり１泊してもいいね。帰りは食べ歩きながら帰ろう」

　我ながら最高のプランである。
　これで喰らいつかない奴など、いるわけがない。
　と、思う。

　お。
　返事がきたぞ。

「楽しそうじゃん！」

　だろ？

「行ってらっしゃい！」

　お前は本当にばかですね。
　なんでそこでお見送りしてくれてんだよ。
　空気読めよ。
　俺に釣られてテンション上がれよ。

「だって、めさと行くと、無事じゃ済まなさそうなんだもん」

　もんじゃねえよ。
　分かった。
　今回はトラブルを楽しむというコンセプトを外そうじゃないか。
　それならどうよ？

「絶対に何かが起こる気がする」

　何を言うか。
　そういうのがいい思い出になるんでしょ？
　危険を楽しめ、ばーか！
　ばか！
　お前なんか、たくさん蚊に刺されろ。

「お前が刺されろ。だいたい、なんでそんなに山に登りたいわけ？」

　そこに山があるからに決まってるでしょ！？

「だったら、１人で行ってきたらいいじゃない」

　いやだ！
　お前も一緒に来てください！

「お友達と行ってきたらどう？　誰か誘ってみなよ」

　だからお前を誘っているんじゃないでしょーか！？
　ええい、もういい！
　そうやって丸く収まって、平穏無事な人生を送ったらいいさ！
　お大事に！

　謎の文句を送信すると、俺はすねてケータイをポケットに仕舞った。

　くっそ。
　断られたのは、これで３人目だ。