夢見町の史
Let’s どんまい!
2008
November 20
November 20
職場がスナックだと、様々なゲームや罰ゲームで盛り上がることが多い。
「こういうの、どうかな?」
営業中のスマイル店内で、俺は提案をしてみた。
「負けた人は、何を言われても特定の返事しかできないの。例えば『はい、そうです』とか」
試しにやってみようか。
そんな流れが発生して、常連さんやフロアレディとでジャンケンをする。
どういうわけか、俺が負けた。
これからしばらく、俺は何を言われても「はい、そうです」としか返答できないことに。
「めさ、お前、DVなんだって?」
「はい、そうです」
違う違うと手を左右に振りつつも、口では認めなくてはならない。
「めささん、最低!」
「はい、そうですぅ」
早くも涙目だ。
「めさ、いつもエロいことしか考えてないんだって?」
「はい、そうです」
もはや立っていられない。
心のダメージが足にくる。
「めささん、自分のことカッコイイと思ってる?」
「はい、そうです」
そんなことない。
当たり前のことだが、そんなことはない。
「めさ、お前この店で自分がナンバー1だと思ってるだろ」
「はい、そうです」
もう嫌だ。
お家に帰りたい。
「めささんの日記とか小説とかって、全部盗作なんでしょ?」
「はい、そうです」
というか、今この日記でこんなことを書いたら勘違いされるので、記載を止めてしまいたい。
盗作じゃないです。
「めさ、俺のタバコに火をつけろ。おら」
「?」
ルールを理解してない奴が混じってるのは何故だ。
命令じゃなくて、質問をしていただきたい。
「定額給付金のアイデア出したのって、めさ?」
「はい、そうです」
いつの間に俺、国を動かしたんだろう。
「めさ、日本の借金を全て背負え。おら」
「?」
この人、まだ解ってない。
「この罰ゲーム面白い! 今日はずっと罰ゲームのまんまでいいんだよね、めささん?」
「はい、そうです」
そんなにやってたら死んじゃうよ!
そこまで俺、ハート強くないよ!
この後、セリフを変えて再度、似たような罰ゲームで楽しんだ。
何を訊かれても「自分です」とか「愛してます」とか、バリエーションは案外多い。
手っ取り早くジャンケンで負けを決めたわけだけど、ここで奇跡が起こることを、当時の俺はまだ知らない。
まさか、全て俺が負けてしまうとは。
「こういうの、どうかな?」
営業中のスマイル店内で、俺は提案をしてみた。
「負けた人は、何を言われても特定の返事しかできないの。例えば『はい、そうです』とか」
試しにやってみようか。
そんな流れが発生して、常連さんやフロアレディとでジャンケンをする。
どういうわけか、俺が負けた。
これからしばらく、俺は何を言われても「はい、そうです」としか返答できないことに。
「めさ、お前、DVなんだって?」
「はい、そうです」
違う違うと手を左右に振りつつも、口では認めなくてはならない。
「めささん、最低!」
「はい、そうですぅ」
早くも涙目だ。
「めさ、いつもエロいことしか考えてないんだって?」
「はい、そうです」
もはや立っていられない。
心のダメージが足にくる。
「めささん、自分のことカッコイイと思ってる?」
「はい、そうです」
そんなことない。
当たり前のことだが、そんなことはない。
「めさ、お前この店で自分がナンバー1だと思ってるだろ」
「はい、そうです」
もう嫌だ。
お家に帰りたい。
「めささんの日記とか小説とかって、全部盗作なんでしょ?」
「はい、そうです」
というか、今この日記でこんなことを書いたら勘違いされるので、記載を止めてしまいたい。
盗作じゃないです。
「めさ、俺のタバコに火をつけろ。おら」
「?」
ルールを理解してない奴が混じってるのは何故だ。
命令じゃなくて、質問をしていただきたい。
「定額給付金のアイデア出したのって、めさ?」
「はい、そうです」
いつの間に俺、国を動かしたんだろう。
「めさ、日本の借金を全て背負え。おら」
「?」
この人、まだ解ってない。
「この罰ゲーム面白い! 今日はずっと罰ゲームのまんまでいいんだよね、めささん?」
「はい、そうです」
そんなにやってたら死んじゃうよ!
そこまで俺、ハート強くないよ!
この後、セリフを変えて再度、似たような罰ゲームで楽しんだ。
何を訊かれても「自分です」とか「愛してます」とか、バリエーションは案外多い。
手っ取り早くジャンケンで負けを決めたわけだけど、ここで奇跡が起こることを、当時の俺はまだ知らない。
まさか、全て俺が負けてしまうとは。
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