夢見町の史
Let’s どんまい!
2008
November 03
November 03
何かの拍子に、酔拳の話題に花が咲く。
俺はちょっとした知識を披露することにした。
職場のスナックは適度に盛り上がっていて、誰もが楽しそうに酒を飲んでいる。
スマイルのカウンターの中で、俺は口を開いた。
「酔拳って、実際は酔っ払っていないんだよ」
「え!?」
ボスのK美ちゃんが、驚きの表情を浮かべた。
「そうなの!?」
俺は深くうなずく。
「酔拳って、酔えば酔うほど強くなるってフレーズで有名じゃん? でもそれ、嘘なんだよ」
「マジで!?」
「マジ。あれはあくまで、酔ったフリをして敵を油断させるための動きだもの。だから酔拳の使い手って、本当はシラフで戦うんだ」
K美ちゃんは、ショックの色を隠しきれないといった表情だ。
構わず、俺は続ける。
「だから例えば、敵が『こいつは酔拳の達人だ』って知ってたら意味無いわけ。それだと油断させられないからね。酔拳だってバレたら、普通に戦ったほうがいい」
信じられない。
夢を壊された。
そんな顔を、K美ちゃんはしていた。
一方では、フロアレディのHちゃんが、お客さんと喋っている。
内容は、犬笛についてだった。
「みんなで楽器持って、公園で練習したら楽しそう!」
「そういうのアリだな! 1人だけ犬笛を頑張らせようぜ!」
「それ最高!」
「犬がスゲー寄ってきそうだよな」
ゴールデンレトリバーに引きずられるおじいちゃんでも想像しているのだろう。
2人の表情は輝き、実に楽しそうだ。
「うちらの周り、犬だらけになったりして!」
「そうだなー!」
「残念だけど」
俺は会話に割って入る。
「犬笛はあくまで、犬にしか聞こえない音を出すっていう笛なんだ。音が聞こえるってだけで、犬を寄せ付ける効果はないよ。犬笛を吹いて寄ってくるのは、それなりの訓練を積んだ犬だけなんだ」
お客さんもHちゃんも、びっくりしたような顔をした。
2人とも「人生の道を全て閉ざされた」と言わんばかりの、絶望に満ちたもの凄い形相だ。
俺はトドメに、締めくくる。
「つまり、おじいちゃんがゴールデンレトリバーに引きずられてこっちに来るなんてことは、期待しないほうがいい」
気づけば、K美ちゃんもHちゃんもお客さんも、解りやすく沈んでいた。
誰か死んだの?
思わずそう問いたくなるような、通夜みたいな雰囲気だ。
なんか、悪いことをした。
俺はちょっとした知識を披露することにした。
職場のスナックは適度に盛り上がっていて、誰もが楽しそうに酒を飲んでいる。
スマイルのカウンターの中で、俺は口を開いた。
「酔拳って、実際は酔っ払っていないんだよ」
「え!?」
ボスのK美ちゃんが、驚きの表情を浮かべた。
「そうなの!?」
俺は深くうなずく。
「酔拳って、酔えば酔うほど強くなるってフレーズで有名じゃん? でもそれ、嘘なんだよ」
「マジで!?」
「マジ。あれはあくまで、酔ったフリをして敵を油断させるための動きだもの。だから酔拳の使い手って、本当はシラフで戦うんだ」
K美ちゃんは、ショックの色を隠しきれないといった表情だ。
構わず、俺は続ける。
「だから例えば、敵が『こいつは酔拳の達人だ』って知ってたら意味無いわけ。それだと油断させられないからね。酔拳だってバレたら、普通に戦ったほうがいい」
信じられない。
夢を壊された。
そんな顔を、K美ちゃんはしていた。
一方では、フロアレディのHちゃんが、お客さんと喋っている。
内容は、犬笛についてだった。
「みんなで楽器持って、公園で練習したら楽しそう!」
「そういうのアリだな! 1人だけ犬笛を頑張らせようぜ!」
「それ最高!」
「犬がスゲー寄ってきそうだよな」
ゴールデンレトリバーに引きずられるおじいちゃんでも想像しているのだろう。
2人の表情は輝き、実に楽しそうだ。
「うちらの周り、犬だらけになったりして!」
「そうだなー!」
「残念だけど」
俺は会話に割って入る。
「犬笛はあくまで、犬にしか聞こえない音を出すっていう笛なんだ。音が聞こえるってだけで、犬を寄せ付ける効果はないよ。犬笛を吹いて寄ってくるのは、それなりの訓練を積んだ犬だけなんだ」
お客さんもHちゃんも、びっくりしたような顔をした。
2人とも「人生の道を全て閉ざされた」と言わんばかりの、絶望に満ちたもの凄い形相だ。
俺はトドメに、締めくくる。
「つまり、おじいちゃんがゴールデンレトリバーに引きずられてこっちに来るなんてことは、期待しないほうがいい」
気づけば、K美ちゃんもHちゃんもお客さんも、解りやすく沈んでいた。
誰か死んだの?
思わずそう問いたくなるような、通夜みたいな雰囲気だ。
なんか、悪いことをした。
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ハッピーバースデイ♪
なんだか最近、自分がMなんだかSなんだか解らない感じ。
めさですよ。
せっかくだから場面に応じてSとMを使い分けていこうと思います。
さて。
今回のバースデイコーナーを捧げます方は、珍しくお1人。
当日ではないので恐縮ですが、ばっちりお祝いさせていただきますよー!
10/31 ひでみさん、誕生日おめでとうございます!
既に始まっているこの新しい1年も、ひでみさんにとって素晴らしい時間でありますように。
ひでみさん、お誕生日、本当におめでとうございます!
めさですよ。
せっかくだから場面に応じてSとMを使い分けていこうと思います。
さて。
今回のバースデイコーナーを捧げます方は、珍しくお1人。
当日ではないので恐縮ですが、ばっちりお祝いさせていただきますよー!
10/31 ひでみさん、誕生日おめでとうございます!
既に始まっているこの新しい1年も、ひでみさんにとって素晴らしい時間でありますように。
ひでみさん、お誕生日、本当におめでとうございます!
私も…
お通夜状態です(ToT) めささん、私の誕生日覚えててくださらなかったんですね…。去年祝っていただいて、油断して近付いた時に改めてコメしなかったんですけど(>_<) 10月28日だったんで、来年はお願いします(ノ_<。)ビェェン
無題
めさのくせに女の子(↑の方)泣かせてんじゃねぇよ!!
…すみません、調子乗りました。
でも女の子泣かせちゃ駄目ですよぅ
ある程度訓練を積んだ犬じゃないと来ないってことは、吹く方もある程度技術がないとダメなのかなぁと思ったんですが、どうなんでしょう?
…すみません、調子乗りました。
でも女の子泣かせちゃ駄目ですよぅ
ある程度訓練を積んだ犬じゃないと来ないってことは、吹く方もある程度技術がないとダメなのかなぁと思ったんですが、どうなんでしょう?
近状報告&ハッピーバースデイ♪
なんだか最近バタバタしてしまって更新が遅れ気味になってしまいました。
お待ちくださっていた皆さん、すみません!
めさですよ。
いやあ、とうとう寝言本の編集が終わって、一段落ついたといったところですよ。
長かったー。
原稿はもう出版社に送ったので、あとは書籍の発売を待つばかりです。
年始ぐらいには売り出されるんじゃないでしょうかね。
この本で発生する印税は全て、ボランティア団体「メイク・ウィッシュ・ジャパン」に寄贈させていただきます。
メイク・ウィッシュ・ジャパンは難病の子供たちの夢を叶えるための団体ですので、皆さん是非、本が出たら買ってやってくださいね。
詳しくは、また改めて当ブログ記事として宣伝させていただきます。
さて、今後しばらくは劇団「りんく」の脚本に集中しまーす!
お話はもう既に頭にあって、今からわくわくしています。
頑張りますですよ。
というわけで、お誕生日のお祝いです。
久しぶりになってしまったので、遅れてのお祝いですけども、心を込めて。
11/5 ミズタマ銀太郎さん、お誕生日おめでとうございます!
11/5 ☆mimiko☆さん、お誕生日おめでとうございます!
11/7 バクちゃん、お誕生日おめでとう!
11/8 hiroshiさん、お誕生日おめでとうございます!
11/9 ややさん、お誕生日おめでとうございます!
皆さんに今後訪れるであろう幸福を、俺も楽しみにしています。
これからも元気いっぱいで、毎日を楽しんでくーださい!
皆さん、お誕生日、本当におめでとうございます!
めさでした。
お待ちくださっていた皆さん、すみません!
めさですよ。
いやあ、とうとう寝言本の編集が終わって、一段落ついたといったところですよ。
長かったー。
原稿はもう出版社に送ったので、あとは書籍の発売を待つばかりです。
年始ぐらいには売り出されるんじゃないでしょうかね。
この本で発生する印税は全て、ボランティア団体「メイク・ウィッシュ・ジャパン」に寄贈させていただきます。
メイク・ウィッシュ・ジャパンは難病の子供たちの夢を叶えるための団体ですので、皆さん是非、本が出たら買ってやってくださいね。
詳しくは、また改めて当ブログ記事として宣伝させていただきます。
さて、今後しばらくは劇団「りんく」の脚本に集中しまーす!
お話はもう既に頭にあって、今からわくわくしています。
頑張りますですよ。
というわけで、お誕生日のお祝いです。
久しぶりになってしまったので、遅れてのお祝いですけども、心を込めて。
11/5 ミズタマ銀太郎さん、お誕生日おめでとうございます!
11/5 ☆mimiko☆さん、お誕生日おめでとうございます!
11/7 バクちゃん、お誕生日おめでとう!
11/8 hiroshiさん、お誕生日おめでとうございます!
11/9 ややさん、お誕生日おめでとうございます!
皆さんに今後訪れるであろう幸福を、俺も楽しみにしています。
これからも元気いっぱいで、毎日を楽しんでくーださい!
皆さん、お誕生日、本当におめでとうございます!
めさでした。