夢見町の史
Let’s どんまい!
2007
June 03
June 03
「元ナンバー1AV女優の『K・Y』さんの麻雀大会があるんですけど、一緒に出ませんか?」
ネット仲間から届いたメールには、そのようにあった。
そんなの出たいに決まってるっつーの!
そっちの業界に疎いので女優さんのお名前は存じなかったけれど、そうか。
AVな女優さんと一緒に麻雀大会か。
どこか甘美でおセクシーなイメージが超広がる。
そんな素敵極まりない大会、めくるめくアレな予感が隠し切れない。
「リーチ!」
「いやーん」
そんなやり取りだけで今年1番の思い出になりそうだ。
ちなみに今の想像では、「いやーん」って嬉しそうに嫌がっているのが俺だ。
俺、負けたら脱衣麻雀ゲームみたいに脱ぎますか?
いやマジな話、作家志望としてインタビューなど色々してみたい。
そして他のことも色々してみたい。
なんて赤面しつつキーボードを打つ俺は、今何を書こうとしていたのだろうか。
アグレッシブな下ネタを書けない自分が好きだ。
メールの詳細に目を通す。
麻雀大会の日取りは土曜とあった。
土曜は仕事じゃないか。
俺の脳内に、呼ばれてもいないのに天使と悪魔がしゃしゃり出る。
悪魔「仕事? ンなモンは関係ねえ。サボっちまえよ」
天使「いけません! ちゃんと報告して休みを取るべきです! AV女優と麻雀したいので休みますって言え」
俺「お前たちの意見は分かれているようで分かれていませんね。結局参加したいんじゃないか。でも駄目ー! どこの世界にそんな不埒っぽい理由で休む会社員がいるんですか!? いや別に、いやらしい大会じゃないんだろうけどさ」
悪魔「じゃあオメー、諦めるのかよ?」
天使「生でAV女優ですよ?」
俺「天使ともあろうお方が、その言い方はどうかと」
悪魔「いいから考え直せよ。モニター越しのAV女優じゃなくって、ちゃんとした人間の細胞でできたAV女優だぜ?」
俺「ちゃんとした人間の細胞って何だよ! だいたい真面目な話、行きたい理由は取材的な目的なんだっつーの! 下心を誘発するような説得は無駄だね!」
天使「ウザってえなテメーは。31にもなってカマトトぶってんじゃねえよ。本性さらけ出せよ」
俺「お前が先に本性出してどうする」
悪魔「しかしよぉ、滅多にある機会じゃねえのは確かだろ?」
俺「まあねえ。麻雀大会ってだけでも俺にとっては珍しいイベントだよ」
天使「全くです。麻雀大会になど、そうお呼ばれされませんからね。だってお前は、麻雀のルールを覚えられるほど賢くないのだから」
俺「どこまで毒舌なんだこの天使」
悪魔「おい待て! 土曜に仕事があるとか以前にお前!」
俺「ん?」
悪魔「麻雀のルール知らねえじゃねえか!」
俺「ああーッ!」
不参加決定。
天使「昭和のバラエティ番組を彷彿させるリアクションしか取れないお前にがっかりしました」
俺「うっせえ!」
リーチとロンとポン。
あと他に何があったっけ、麻雀って。
めさでした。
違うの。
賭け事なんか嫌いなの。
堅実に仕事で稼ぎたい人なの。
だから麻雀なんて、麻雀なんて。
ごめん。
強がりました。
ネット仲間から届いたメールには、そのようにあった。
そんなの出たいに決まってるっつーの!
そっちの業界に疎いので女優さんのお名前は存じなかったけれど、そうか。
AVな女優さんと一緒に麻雀大会か。
どこか甘美でおセクシーなイメージが超広がる。
そんな素敵極まりない大会、めくるめくアレな予感が隠し切れない。
「リーチ!」
「いやーん」
そんなやり取りだけで今年1番の思い出になりそうだ。
ちなみに今の想像では、「いやーん」って嬉しそうに嫌がっているのが俺だ。
俺、負けたら脱衣麻雀ゲームみたいに脱ぎますか?
いやマジな話、作家志望としてインタビューなど色々してみたい。
そして他のことも色々してみたい。
なんて赤面しつつキーボードを打つ俺は、今何を書こうとしていたのだろうか。
アグレッシブな下ネタを書けない自分が好きだ。
メールの詳細に目を通す。
麻雀大会の日取りは土曜とあった。
土曜は仕事じゃないか。
俺の脳内に、呼ばれてもいないのに天使と悪魔がしゃしゃり出る。
悪魔「仕事? ンなモンは関係ねえ。サボっちまえよ」
天使「いけません! ちゃんと報告して休みを取るべきです! AV女優と麻雀したいので休みますって言え」
俺「お前たちの意見は分かれているようで分かれていませんね。結局参加したいんじゃないか。でも駄目ー! どこの世界にそんな不埒っぽい理由で休む会社員がいるんですか!? いや別に、いやらしい大会じゃないんだろうけどさ」
悪魔「じゃあオメー、諦めるのかよ?」
天使「生でAV女優ですよ?」
俺「天使ともあろうお方が、その言い方はどうかと」
悪魔「いいから考え直せよ。モニター越しのAV女優じゃなくって、ちゃんとした人間の細胞でできたAV女優だぜ?」
俺「ちゃんとした人間の細胞って何だよ! だいたい真面目な話、行きたい理由は取材的な目的なんだっつーの! 下心を誘発するような説得は無駄だね!」
天使「ウザってえなテメーは。31にもなってカマトトぶってんじゃねえよ。本性さらけ出せよ」
俺「お前が先に本性出してどうする」
悪魔「しかしよぉ、滅多にある機会じゃねえのは確かだろ?」
俺「まあねえ。麻雀大会ってだけでも俺にとっては珍しいイベントだよ」
天使「全くです。麻雀大会になど、そうお呼ばれされませんからね。だってお前は、麻雀のルールを覚えられるほど賢くないのだから」
俺「どこまで毒舌なんだこの天使」
悪魔「おい待て! 土曜に仕事があるとか以前にお前!」
俺「ん?」
悪魔「麻雀のルール知らねえじゃねえか!」
俺「ああーッ!」
不参加決定。
天使「昭和のバラエティ番組を彷彿させるリアクションしか取れないお前にがっかりしました」
俺「うっせえ!」
リーチとロンとポン。
あと他に何があったっけ、麻雀って。
めさでした。
違うの。
賭け事なんか嫌いなの。
堅実に仕事で稼ぎたい人なの。
だから麻雀なんて、麻雀なんて。
ごめん。
強がりました。
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