夢見町の史
Let’s どんまい!
May 02
登録のきっかけは、テレビのCMだった。
「メンバーが足りません」
誠心誠意を感じさせる瞳が、切実そうにこちらに向けられている。
お金をかけてCMを流すほど、メンバーが不足しているのか。
深く考えたこともなかったし、今まで知らなかった。
人の命に関わることなのに、その無知は恥ずべきことだ。
慌てて携帯電話を取り出し、ブラウン管に映し出されている電話番号をプッシュする。
そのまま電話をかけて資料を請求し、次の休日には俺も骨髄バンクにドナー登録をした。
今から3年ほど前のことだ。
以来、ドナーとしていつか骨髄を提供したいと、まるで夢を見るかのように思い続けてきた。
以前どこかの日記で、俺は「元気になってくれて、ありがとうを言いたい」というフレーズを書いたことがある。
その言い回しは実をいうと、資料の中にあった言葉をそのまま使ったものだ。
骨髄移植をすると、患者とドナーは身分を明かし合うことはできないが、手紙のやり取りは可能であるという。
資料には、そんな手紙がサンプルとしていくつか記載されていた。
ドナーからの手紙。
そのタイトルが、「元気になってくれて、ありがとう」
鳥肌が立った。
見た瞬間、泣いた。
なんて素晴らしい心意気が篭った、なんて素晴らしい言霊なんだろう。
いつか俺も、誰かにそう言ってやるぞと心に決めた。
人によっては、10年経っても適合者が現れず、待ち続けている登録者もいらっしゃるようだ。
たった3年で、その封筒が届いた俺はだから、運が良かった方だろう。
「この度、貴方様と骨髄バンクの登録患者さんのHLA型(白血球の型)が一致し、ドナー候補者のお一人に選ばれました」
うおおおお!
マジかよ!
やった!
適合した!
選ばれた!
俺は人を笑わせるのが大好きだ!
元気にして、笑わせてやるぞ!
うおおおお!
そりゃチャリを漕ぐ足に力も入るというものだ。
その日は普段よりも10分も早く会社に到着した。
「俺、ついに適合したんです! 骨髄バンクに登録して、初めて! いつになるか分からないけど、俺、近々、何日か入院してきます!」
それを快く認めてくれた会社にも感謝の念が止まらない。
コーディネイターと呼ばれる仲介人も決まり、ウェブ上の日記に書いても構わない範疇を確認した。
親や仲間からの承諾も得た。
認めてくれてありがとう。
近いうちに検査を受けて、それで問題がなかったら骨髄を提供してきます。
笑える人を増やしてくるぜ。
(財)骨髄移植推進財団
TEL 03-5283-5625
FAX 03-5283-5629
ドナー候補となるのも、何万分の一の確率だと聞きます。
私も一年前、ドナー候補となりましたが、
その後の適合検査で私の貧血がどうしても解消されず、
骨髄提供に至りませんでした。
とても悔しくて申し訳ない気持ちでした。
めささん、どうぞ体調を万全に整えて、
これからのコーディネートに臨んでください!
めささんも、めささんを待っている患者さんのことも、
応援したいと思います。
世界のどこかにいる(かどうかわからないが)、自分と同じものを持つ誰かさんは元気なんだなーと思いたい。
臓器提供意思表示カードも、出番はまだまだ先よ!
健康だけが取り柄なんですの(≧m≦)
私はドナー登録してませんが
ドナー登録しためささんを心から尊敬します。
もしお手紙とかしたら、その話もぜひ聞きたいです(●´∀`●)
その方が早く元気になるといいですね(*'V'q)
ながながとすいません(汗)これからも応援してますね☆