夢見町の史
Let’s どんまい!
2008
June 15
June 15
こないだ誰それからメールを貰った、とか。
他の皆にはメールで知らせておくね、とか。
誰それとメールのやり取りをしているときにね、とか。
そのような話を、劇団「りんく」の仲間らは、よく口にする。
なんだか楽しそうだ。
だからこそ、いじけてしまいそうになる。
とんでもないことに気づいてしまったのだ。
誰も俺にはメールくれない…。
それどころか俺、りんくメンバーのメアド、知らない…。
一応は俺、主催者なのに。
もうこうなったら、みんなの見てる前で崖から落ちてしまおうか。
「だって、めささんが『時間を取られるからメール嫌い』って言ったんじゃん!」
さて、仲間からの正論を綺麗にシカトしつつ。
先ほど、看板役者の土方威風氏から電話があった。
「もしもし、めささん? 俺な? 今京都におってん」
なんだと!?
ずるい!
「でな? 俺、お金ないから、みんなにお土産買っていけんのよ」
知らんもん!
俺も京都に行きたい!
「しょうがないから俺、京都タワーの写メ撮ってな? それをみんなにメールで送ろう思ってん」
ああそうですかッ!
メール、楽しそうだね!
「でも俺、めささんのメアド知らんやん? だから、めささんにだけ特別! 電話で京都タワーの素晴らしさを伝えようと思って」
くっそう!
むかつく発想しやがって、面白いんだよ!
「まずな? 京都タワー、めっちゃ広い!」
どこの部分がだよ!?
「あとな? これ大事! 京都タワー見て心から思ったんやけど、もう凄いよ?」
何が!
「すんごい高い!」
知ってるよ!
「まあだいたい、そんなもんかなあ」
何1つ伝わってこねェよ!
京都タワー作った人に謝れ!
「さてと。じゃあ用も済んだことだし、もう電話を切りたいねんけど」
うおおおお!
俺が神なら貴様に雷を落とす!
「俺、めささんと長々と電話してもな? ほら、つまらんやろ? じゃあ、そういうことで」
うんだらァっしゃーい、っのやらあ!
主人公が崖から落ちるシナリオ書いてやる!
しかもお前に渡す脚本だけ文字化け!
「じゃ、そのうち遊びに行くからー。じゃ!」
お前の前世は猿のすね毛に決定!
通話を終え、息切れしつつ思う。
もう、みんなにメアド教えようかな…。
他の皆にはメールで知らせておくね、とか。
誰それとメールのやり取りをしているときにね、とか。
そのような話を、劇団「りんく」の仲間らは、よく口にする。
なんだか楽しそうだ。
だからこそ、いじけてしまいそうになる。
とんでもないことに気づいてしまったのだ。
誰も俺にはメールくれない…。
それどころか俺、りんくメンバーのメアド、知らない…。
一応は俺、主催者なのに。
もうこうなったら、みんなの見てる前で崖から落ちてしまおうか。
「だって、めささんが『時間を取られるからメール嫌い』って言ったんじゃん!」
さて、仲間からの正論を綺麗にシカトしつつ。
先ほど、看板役者の土方威風氏から電話があった。
「もしもし、めささん? 俺な? 今京都におってん」
なんだと!?
ずるい!
「でな? 俺、お金ないから、みんなにお土産買っていけんのよ」
知らんもん!
俺も京都に行きたい!
「しょうがないから俺、京都タワーの写メ撮ってな? それをみんなにメールで送ろう思ってん」
ああそうですかッ!
メール、楽しそうだね!
「でも俺、めささんのメアド知らんやん? だから、めささんにだけ特別! 電話で京都タワーの素晴らしさを伝えようと思って」
くっそう!
むかつく発想しやがって、面白いんだよ!
「まずな? 京都タワー、めっちゃ広い!」
どこの部分がだよ!?
「あとな? これ大事! 京都タワー見て心から思ったんやけど、もう凄いよ?」
何が!
「すんごい高い!」
知ってるよ!
「まあだいたい、そんなもんかなあ」
何1つ伝わってこねェよ!
京都タワー作った人に謝れ!
「さてと。じゃあ用も済んだことだし、もう電話を切りたいねんけど」
うおおおお!
俺が神なら貴様に雷を落とす!
「俺、めささんと長々と電話してもな? ほら、つまらんやろ? じゃあ、そういうことで」
うんだらァっしゃーい、っのやらあ!
主人公が崖から落ちるシナリオ書いてやる!
しかもお前に渡す脚本だけ文字化け!
「じゃ、そのうち遊びに行くからー。じゃ!」
お前の前世は猿のすね毛に決定!
通話を終え、息切れしつつ思う。
もう、みんなにメアド教えようかな…。
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