夢見町の史
Let’s どんまい!
2007
November 30
November 30
身体が熱く火照り、目は虚ろだった。
吐息は小刻みに荒い。
全身に力が入らなくて、小ぶりの胸がわずかに上下している。
って表現すると、なんかエロい。
要するに風邪をお召しになっていたんですよ、俺が。
気合いを入れ、全力で寝込んでおりました。
なかなかやるな、風邪菌。
でも、そろそろ勘弁してくれてもいいよ?
うすうす気づいていたよ。
君は、俺の身体が目的で近づいてきていたんだよね。
蝕まれて横浜。
これ以上、俺をどうしたいのさ。
そもそも俺には病院に行くという習慣がない。
自力で治す派だし、お金もない。
頭の中に、まずは悪魔が現れる。
「病院? 面倒くせえ。行くな行くな」
それに反論するのは、もちろん天使だ。
「いけません! そんな体でいては、私の笑いが止まりません!」
なんでだ。
いつものように、3人によるミーティングが始まった。
悪魔「だいたいオメー、病院嫌いなんだろ? なんで嫌いなんだ?」
めさ「嫌な予感がするんだよ」
悪魔「どんな?」
めさ「なんかね? いきなり『家族の方にご連絡を』とか言われそうじゃん」
天使「そんなに重症だったら、なおさらです! 一刻も早く、人気のない場所で待機しなさい!」
めさ「自分の寿命を悟った猫か俺は」
悪魔「でも医者の一言って、なんか気になること多いよな。『なんでもっと早く来なかったんですか!』とかよ」
めさ「解るー!『うわあ、マジで?』とか『私の手に負えん』みたいなこと言われたら、生きる希望を無くすよね」
天使「何を弱気になっているのです。何の心配もありません。お前は風邪ではありません。だってお前は馬鹿なのだから」
めさ「お前にとって、天使の役割って何なわけ?」
悪魔「まあ、どの道な、お前にゃ金がねえ。体調崩しても自力でどうにかするしかねえよな」
めさ「そうなんだよ。病院に行き来する時間、睡眠に当てたいしね」
天使「いけません! そんな性根では治るものも治りません! 早く死ねばいいのに」
めさ「惜しげもなく人情ねえ…! お前は少し、天使の立場とかイメージを大事にしろよ!」
悪魔「オメーが体を大事にしろよ」
めさ「でもこの天使の人が…!」
天使「はいはい。ご高説は承りました。ヒヨコのオスとメスを見分ける勉強が忙しいので、あとでメールしますんで」
めさ「脳内の存在なのに、メールを?」
悪魔「でよ、今の具合はどうよ?」
めさ「おかげさまで、すっかり悪くなったよ」
天使「つまんないコメントです。実に残念です」
めさ「その滑った感を出すリアクション、やめてくださる!? もう怒ったんだから! これでも喰らえ!」
天使「ぎゃー!」
天使に風邪を移すという大技を開発。
めさでした。
意外と治る。
吐息は小刻みに荒い。
全身に力が入らなくて、小ぶりの胸がわずかに上下している。
って表現すると、なんかエロい。
要するに風邪をお召しになっていたんですよ、俺が。
気合いを入れ、全力で寝込んでおりました。
なかなかやるな、風邪菌。
でも、そろそろ勘弁してくれてもいいよ?
うすうす気づいていたよ。
君は、俺の身体が目的で近づいてきていたんだよね。
蝕まれて横浜。
これ以上、俺をどうしたいのさ。
そもそも俺には病院に行くという習慣がない。
自力で治す派だし、お金もない。
頭の中に、まずは悪魔が現れる。
「病院? 面倒くせえ。行くな行くな」
それに反論するのは、もちろん天使だ。
「いけません! そんな体でいては、私の笑いが止まりません!」
なんでだ。
いつものように、3人によるミーティングが始まった。
悪魔「だいたいオメー、病院嫌いなんだろ? なんで嫌いなんだ?」
めさ「嫌な予感がするんだよ」
悪魔「どんな?」
めさ「なんかね? いきなり『家族の方にご連絡を』とか言われそうじゃん」
天使「そんなに重症だったら、なおさらです! 一刻も早く、人気のない場所で待機しなさい!」
めさ「自分の寿命を悟った猫か俺は」
悪魔「でも医者の一言って、なんか気になること多いよな。『なんでもっと早く来なかったんですか!』とかよ」
めさ「解るー!『うわあ、マジで?』とか『私の手に負えん』みたいなこと言われたら、生きる希望を無くすよね」
天使「何を弱気になっているのです。何の心配もありません。お前は風邪ではありません。だってお前は馬鹿なのだから」
めさ「お前にとって、天使の役割って何なわけ?」
悪魔「まあ、どの道な、お前にゃ金がねえ。体調崩しても自力でどうにかするしかねえよな」
めさ「そうなんだよ。病院に行き来する時間、睡眠に当てたいしね」
天使「いけません! そんな性根では治るものも治りません! 早く死ねばいいのに」
めさ「惜しげもなく人情ねえ…! お前は少し、天使の立場とかイメージを大事にしろよ!」
悪魔「オメーが体を大事にしろよ」
めさ「でもこの天使の人が…!」
天使「はいはい。ご高説は承りました。ヒヨコのオスとメスを見分ける勉強が忙しいので、あとでメールしますんで」
めさ「脳内の存在なのに、メールを?」
悪魔「でよ、今の具合はどうよ?」
めさ「おかげさまで、すっかり悪くなったよ」
天使「つまんないコメントです。実に残念です」
めさ「その滑った感を出すリアクション、やめてくださる!? もう怒ったんだから! これでも喰らえ!」
天使「ぎゃー!」
天使に風邪を移すという大技を開発。
めさでした。
意外と治る。
PR
ミクシイでもコメント書いたんですが…
今日(12/1)誕生日なんですめささんからおめでとぅ言われたくてこっち来ました
(〃´д`〃)ゝテレテレ
ちなみに、指1本でビルを破壊した夢、詳しく聞きたいです(笑)
(〃´д`〃)ゝテレテレ
ちなみに、指1本でビルを破壊した夢、詳しく聞きたいです(笑)
無題
酷いな天使!さらっとココロに刺さるコト言う!俺なら泣きます。
因みに風邪ひいた時火サスみたいな夢見ました。そして崖から海に落ちました。
事後報告ですがブログの記事にほんの少しだけめささんのを使わせてもらいました。
ありがとうございます!
因みに風邪ひいた時火サスみたいな夢見ました。そして崖から海に落ちました。
事後報告ですがブログの記事にほんの少しだけめささんのを使わせてもらいました。
ありがとうございます!