夢見町の史
Let’s どんまい!
2007
December 03
December 03
「妙にキャラ立ちしやがって…!」
我ながら、妬んでいる芸人みたいなセリフである。
パソコンのモニターには、様々な文字が羅列されていた。
「ちっとも悪くない悪魔さんが素敵です」
「ドSな天使が面白くって最高!」
だいたいが、そのような声で統一されている。
日記などでちょくちょく登場している、俺の中の天使と悪魔へのお便りだ。
「悪魔がツボです」って、何だ。
「悪魔が壷に封印されてます」の略じゃないのか。
「天使が素敵です」って、どこがだ。
「天使が素敵です」って、知らない人が聞いたら不思議な正論じゃないか。
何よりも許せないのは、俺が素敵ですって言葉がどこにも見当たらないことだ。
俺の中の悪魔が、頭の中でささやく。
「だったら書いちまえよ。自分の気の済むように適当に、テメーだけが好感度上がるような日記を書いちまえよ」
「いけません!」
いつものように天使が否定から入ってきた。
「日記とは、事実を元に書くべきものです! 主に私の素晴らしさを書き綴りなさい」
その時点でフィクションである。
天使は微笑み、「電話帳を超える長文を、毎日な」と付け足した。
そこからはもう、いつもの通りだ。
めさ「来たな、お前たち。今日はお前ら2人に話がある」
悪魔「なんだよ話って」
天使「うわあ、こいつキモッ! 要するにファンタジックな独り言じゃないですか」
めさ「超やかましい!」
天使「自分で自分の想像を超えちゃう壮大な一人上手が今、熱い!」
めさ「う、うるさい!」
天使「全米が泣いた!」
めさ「いつ英訳されたんだよ! 泣きそうなのは俺だ!」
悪魔「まあまあ。取り合えず話を聞こうじゃねえか。なんだ話って」
めさ「出たな、ツンデレ悪魔」
悪魔「あン?」
めさ「お前、自分の職業を言ってみろ」
悪魔「オメー解ってなさそうだから言うけどよ、悪魔って職種じゃねえからな」
めさ「誰が正論を吐けと言ったァ! とにかく悪魔だろお前は! この、悪魔!」
悪魔「なんか本当のことなのにスゲエ悪口みてえに聞こえて楽しいな。で?」
めさ「おおらかな心を見せつけるな! 脳内悪魔ってのは本来、宿主が迷っている時なんかに、正しくないけど楽な方向に誘惑する役割だろうが! それがお前は何だ! この聞き上手が! 彼氏かお前は! たまにさりげない優しさとか垣間見せてんじゃねえよ! めくるめく堕落への道へと俺を誘えよ! ホントしっかりしてよね~」
悪魔「オメーがしっかりしろよ。だいたい堕落への道って、それは俺がわざわざ誘わなくてもお前が勝手に向かってくれるんだから別にいいじゃねえか」
めさ「だったらじゃあ! うんと、あの、えっと…。後押しをお願いします!」
悪魔「なんか怒られてる気がしねえ」
めさ「次! 毒舌天使!」
天使「申し訳ありません! 今、『毒舌天使って文字で見ると暴走族の落書きみたいだなあ』って思いませんでしたか?」
めさ「わずかに思いましたよ! 実はすんません! 安易な発想しか出来なくてホントすんませんでした! しかも俺、まさかこんな形で説教の流れを変えられるとは思っていませんでした! …なんで俺が謝罪を?」
悪魔「しかも、なんで敬語なんだよ」
天使「ふふ。涙の数だけ強くなりますよ」
めさ「うっせえ! なんかもう、お前ら、うるささ絶好調だよォー!」
悪魔「絶好調なのはオメーのテンションだよ。いいから天使にも説教くれてやれよ」
めさ「だから、お前はそういうのをやめろっつーの! 話の流れを戻すの上手なんだよ! この空気読みが! で、とにかく天使!」
天使「はい?」
めさ「お前が最も違うだろ。なんで毎回毎回、俺の心を深く傷つけちゃうわけ? 天使って本来、俺の邪心を諭す係でしょ? それなのにお前ときたらいっつもいっつも無駄にサディスティックで、なんかたまに怖いこと言うし、もう嫌い!」
天使「すみません! 私は今まで良かれと思って、ずっと横断歩道の白い部分を踏んだら残念ゲームに夢中になっていました。なので、もう1度始めからお願いします」
めさ「うおー! 天の使いと書いて天使! 横断歩道を渡るのは俺だよ!」
悪魔「怒りに溺れて変な取り乱し方するなよ。ここはオメー、何かしら突っ込まねえとよ」
めさ「OK! それ、どないなゲームやねん!」
天使「ツッコミ浅ッ! びっくりしました。やめてください。訴えますよ?」
めさ「セクハラを告訴するときみたいな言い方しやがって! えっとじゃあ、良かれと思ってゲームに夢中になってたって、どんなだー!」
悪魔「まだだな」
めさ「え~? そう~? 少しハードル下げてよう~」
説教、完全失敗。
我ながら、妬んでいる芸人みたいなセリフである。
パソコンのモニターには、様々な文字が羅列されていた。
「ちっとも悪くない悪魔さんが素敵です」
「ドSな天使が面白くって最高!」
だいたいが、そのような声で統一されている。
日記などでちょくちょく登場している、俺の中の天使と悪魔へのお便りだ。
「悪魔がツボです」って、何だ。
「悪魔が壷に封印されてます」の略じゃないのか。
「天使が素敵です」って、どこがだ。
「天使が素敵です」って、知らない人が聞いたら不思議な正論じゃないか。
何よりも許せないのは、俺が素敵ですって言葉がどこにも見当たらないことだ。
俺の中の悪魔が、頭の中でささやく。
「だったら書いちまえよ。自分の気の済むように適当に、テメーだけが好感度上がるような日記を書いちまえよ」
「いけません!」
いつものように天使が否定から入ってきた。
「日記とは、事実を元に書くべきものです! 主に私の素晴らしさを書き綴りなさい」
その時点でフィクションである。
天使は微笑み、「電話帳を超える長文を、毎日な」と付け足した。
そこからはもう、いつもの通りだ。
めさ「来たな、お前たち。今日はお前ら2人に話がある」
悪魔「なんだよ話って」
天使「うわあ、こいつキモッ! 要するにファンタジックな独り言じゃないですか」
めさ「超やかましい!」
天使「自分で自分の想像を超えちゃう壮大な一人上手が今、熱い!」
めさ「う、うるさい!」
天使「全米が泣いた!」
めさ「いつ英訳されたんだよ! 泣きそうなのは俺だ!」
悪魔「まあまあ。取り合えず話を聞こうじゃねえか。なんだ話って」
めさ「出たな、ツンデレ悪魔」
悪魔「あン?」
めさ「お前、自分の職業を言ってみろ」
悪魔「オメー解ってなさそうだから言うけどよ、悪魔って職種じゃねえからな」
めさ「誰が正論を吐けと言ったァ! とにかく悪魔だろお前は! この、悪魔!」
悪魔「なんか本当のことなのにスゲエ悪口みてえに聞こえて楽しいな。で?」
めさ「おおらかな心を見せつけるな! 脳内悪魔ってのは本来、宿主が迷っている時なんかに、正しくないけど楽な方向に誘惑する役割だろうが! それがお前は何だ! この聞き上手が! 彼氏かお前は! たまにさりげない優しさとか垣間見せてんじゃねえよ! めくるめく堕落への道へと俺を誘えよ! ホントしっかりしてよね~」
悪魔「オメーがしっかりしろよ。だいたい堕落への道って、それは俺がわざわざ誘わなくてもお前が勝手に向かってくれるんだから別にいいじゃねえか」
めさ「だったらじゃあ! うんと、あの、えっと…。後押しをお願いします!」
悪魔「なんか怒られてる気がしねえ」
めさ「次! 毒舌天使!」
天使「申し訳ありません! 今、『毒舌天使って文字で見ると暴走族の落書きみたいだなあ』って思いませんでしたか?」
めさ「わずかに思いましたよ! 実はすんません! 安易な発想しか出来なくてホントすんませんでした! しかも俺、まさかこんな形で説教の流れを変えられるとは思っていませんでした! …なんで俺が謝罪を?」
悪魔「しかも、なんで敬語なんだよ」
天使「ふふ。涙の数だけ強くなりますよ」
めさ「うっせえ! なんかもう、お前ら、うるささ絶好調だよォー!」
悪魔「絶好調なのはオメーのテンションだよ。いいから天使にも説教くれてやれよ」
めさ「だから、お前はそういうのをやめろっつーの! 話の流れを戻すの上手なんだよ! この空気読みが! で、とにかく天使!」
天使「はい?」
めさ「お前が最も違うだろ。なんで毎回毎回、俺の心を深く傷つけちゃうわけ? 天使って本来、俺の邪心を諭す係でしょ? それなのにお前ときたらいっつもいっつも無駄にサディスティックで、なんかたまに怖いこと言うし、もう嫌い!」
天使「すみません! 私は今まで良かれと思って、ずっと横断歩道の白い部分を踏んだら残念ゲームに夢中になっていました。なので、もう1度始めからお願いします」
めさ「うおー! 天の使いと書いて天使! 横断歩道を渡るのは俺だよ!」
悪魔「怒りに溺れて変な取り乱し方するなよ。ここはオメー、何かしら突っ込まねえとよ」
めさ「OK! それ、どないなゲームやねん!」
天使「ツッコミ浅ッ! びっくりしました。やめてください。訴えますよ?」
めさ「セクハラを告訴するときみたいな言い方しやがって! えっとじゃあ、良かれと思ってゲームに夢中になってたって、どんなだー!」
悪魔「まだだな」
めさ「え~? そう~? 少しハードル下げてよう~」
説教、完全失敗。
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ハッピーバースデイ♪
あまりにも「天使と悪魔ネタ」の反響が強かったので、今作は御礼としてアップさせていただきました。
楽しんでいただければ幸いですよ。
ちなみに風邪はですね、どうやら治りました。
心配してくださった皆さん、ラヴです。
さて、またしても祝辞が今日の話ではないので恐縮ですが、
12/2 ユキナさん、誕生日おめでとうございます!
12/2 雪兎さん、誕生日おめでとうございます!
俺が言うのもアレですが、風邪などひかずに、にこやかな新年をお過ごしくださいませ。
あ、新年っていうのは正月でなくて、「あなたが新しい年齢になった年」ってつもりで書きました。
本当に誕生日おめでとうございます!
めさでした。
どんなに忙しくっても、せめて誕生日のお祝いだけは当日に書き込みしたいなあ。
どうにかしなくては。
どうにかします!
楽しんでいただければ幸いですよ。
ちなみに風邪はですね、どうやら治りました。
心配してくださった皆さん、ラヴです。
さて、またしても祝辞が今日の話ではないので恐縮ですが、
12/2 ユキナさん、誕生日おめでとうございます!
12/2 雪兎さん、誕生日おめでとうございます!
俺が言うのもアレですが、風邪などひかずに、にこやかな新年をお過ごしくださいませ。
あ、新年っていうのは正月でなくて、「あなたが新しい年齢になった年」ってつもりで書きました。
本当に誕生日おめでとうございます!
めさでした。
どんなに忙しくっても、せめて誕生日のお祝いだけは当日に書き込みしたいなあ。
どうにかしなくては。
どうにかします!
無題
ああほら、めささんが素敵ってことは、皆さんの中で暗黙の了解?なんですよ。わざわざ口に出したり(書いたり)しないだけで、めささんの素晴らしさは皆知ってます。………多分。
まぁ何はともあれ風邪完治おめでとうございます。
天使に移した風邪も治ったんですね。むぅ、さすが天使。
トモさん→私もそれ思いました!トメさんを思い出させる口調ですよね(^-^)
まぁ何はともあれ風邪完治おめでとうございます。
天使に移した風邪も治ったんですね。むぅ、さすが天使。
トモさん→私もそれ思いました!トメさんを思い出させる口調ですよね(^-^)
無題
風邪治ったんですか!!よかったッスね。
いやぁ、毎度ながらナイスな天使&悪魔ですね。悪魔さんはホンマにかっこいいし、天使さんはこの上なく酷い……最高ッス。
けどやっぱり、ファンタジックな独り言を言うめささんが一番最高ッス!!
いやぁ、毎度ながらナイスな天使&悪魔ですね。悪魔さんはホンマにかっこいいし、天使さんはこの上なく酷い……最高ッス。
けどやっぱり、ファンタジックな独り言を言うめささんが一番最高ッス!!
ハッピーバースデイ♪
くっそう!
せめて誕生日祝いだけはと思っていても、どうにも時間が作れませぬ。
すまぬ!
あと、毎度のことながら、日記コメントへのレスも出来ない日々で、そちらも申し訳ないです。
ちなみに現在、イージーバレルに通うようになって初めてのことなんですけれど、そのバーに1ヶ月も顔を出せていないんですね。
どうしよう。
久々に行って「初めまして」とか言われたら。
ちょっとドキドキです。
さて、気を取り直して。
12/5 あおさん、誕生日おめでとうございます!
12/7 ちくちくウニウニさん、誕生日おめでとうございます!
12/9 イージーマスター! 誕生日おめでとうございます!
12/9 あすかさん、誕生日おめでとうございます!
慌しい年末になりましたが、特別な1日をゆっくりと噛み締めて素敵な年の幕開けにしちゃってくださいね。
笑いと幸がありますように。
めさでした。
今頃イージーではマスターが大忙しなんだろうなあ。
マスターの誕生日に顔を出せないことも始めてだー。
ぬうう。
不自由を感じる自由。
せめて誕生日祝いだけはと思っていても、どうにも時間が作れませぬ。
すまぬ!
あと、毎度のことながら、日記コメントへのレスも出来ない日々で、そちらも申し訳ないです。
ちなみに現在、イージーバレルに通うようになって初めてのことなんですけれど、そのバーに1ヶ月も顔を出せていないんですね。
どうしよう。
久々に行って「初めまして」とか言われたら。
ちょっとドキドキです。
さて、気を取り直して。
12/5 あおさん、誕生日おめでとうございます!
12/7 ちくちくウニウニさん、誕生日おめでとうございます!
12/9 イージーマスター! 誕生日おめでとうございます!
12/9 あすかさん、誕生日おめでとうございます!
慌しい年末になりましたが、特別な1日をゆっくりと噛み締めて素敵な年の幕開けにしちゃってくださいね。
笑いと幸がありますように。
めさでした。
今頃イージーではマスターが大忙しなんだろうなあ。
マスターの誕生日に顔を出せないことも始めてだー。
ぬうう。
不自由を感じる自由。