夢見町の史
Let’s どんまい!
November 03
31歳男性のリアルな泣き声が、これだ。
「うっく! ひっく! びえええん!」
なんていうか、残念な大人だ。
珍しいことに夜分にめさちゃんから着信があって、出たらいきなり泣いていた。
普通にびっくりした。
どうしたの、めさちゃん?
「くうう、ふうう、はふうっふー」
失敗したラマーズ法?
「ぐふふう、あふう、うああああん!」
日本語でお願いしたい。
「あのねえ? あのねえ? 今ねえ? テレビで『オールウェイズ』見てた~。ふうう~」
どうやら彼は、邦画の「ALWAYS・三丁目の夕日」を鑑賞したらしい。
そういえば今日はテレビで放送される日だった。
あの映画は確かに素晴らしい。
多幸感による暖かい涙が自然と誘発される。
めさちゃんのドツボだ。
「すっごい感動したよう」
うん、解る。
めさちゃん、あの映画大好きだもんね?
DVD、持ってたもんね?
じゃあ何でわざわざテレビでまた見るのだ。
「続編が映画館で公開されるから、そっちも見たい~」
うんうん、よしよし。
見よう見よう。
「ひっく! でも俺、全米と同じぐらい簡単に泣くから、人前であの映画を見るのはちょっと…」
じゃあ、1番後ろで見たら?
「そんなのは嫌だ~。前のほうで見たい~」
なんか腹立つな、こいつ。
だったら、最前列で見よう?
「うう~。前すぎても、見にくいから、多少は間合いが欲しい~」
注文が細かい。
お前は感動を伝えるために電話をかけてきたのか?
わがままを言いたくて電話をかけてきたのか?
「あとねえ? 俺、間違いなく誰よりも早く泣くと思うの」
私もそんな気がする。
「それだと周りに悪いからね? 俺より先に泣く人をたくさん探してください」
なんだろう、この気持ち。
感動する映画の話題なのに、なんで私は今、殺意を覚えているんだろう。
「あんなにいい映画は滅多にないよう~。うわあああん!」
取り合えず寝ろ。
「今夜は泣き寝入りだよ~」
それは日本語が違う。
「これでも夢は作家です」
いい夢見ろよ。
強引に、私は通話を終える。
もし付き合わされたとしても、映画館では席を離れよう。
「そう言えばめささんが好きなんだよね、コレ」と思って昨日観ました。
魅せられました。
一番キタのが、叫ぶ茶川の前にジュンノスケ君がいて、必死にイヤイヤしながらすがりつくところ。
突き放しても突き放しても来るところ。
けなげ・・・
ALWAYSそんなに良かったんですか
見ればよかった
めささん、今度のオフ会の時にDVD貸してください(笑)
あ、そうそう。ALWAYSって英語わかります?
心配なのでしたら公開後、日にちをあけて夜遅く見に行かれては?割と人も少ないですし、レイトショーは割引されてたりしてオトクですよ☆
今公開中のヘアスプレーもお勧めですよー!
これから遠慮なくどんどんコメントするので覚えててくださいね( ̄ー ̄)
ALWAYSで号泣なめさサンにバイオハザード見せたらどうなるんでしょう(ノ∀`)恐怖でこうなりそう↓
ε=┃ \_○ノ ヒャッホーウ!!
って