夢見町の史
Let’s どんまい!
October 13
ブリ大根という料理があるのだそうだ。
31年間生きてきて、初めて知った。
友人が電話で、こんなことを言い出した。
「今夜はブリ大根を作る」
ブリ大根?
思わず耳を疑った。
ブリ大根を作るだって?
どうやってだ?
バイオテクノロジー?
そもそも何だ、ブリ大根って。
「がはははは! 我輩はブリ大根! 全ての大根畑に海水をかけてやるブリー!」
おのれブリ大根!
地球を滅ぼすつもりかーッ!
みたいな感じだろうか。
どうして畑に海水をかけると地球が滅びるのだろうか。
いや、職業主婦の友人が作るのだ。
悪の怪人ではあるまい。
では何だろう。
ブリ大根。
ブリ大根。
ブリ大根?
ブリと大根をどうしたいのだ。
戦わせるのか?
「なかなかやるじゃねえか、大根よ」
「貴様もな、ブリ」
「次の技が受けられるかな?」
「何!?」
「喰らえ! エラ呼吸のワルツ!」
「ぐわあ!」
何故ダメージを?
地上で戦わないと、大根が不利ということか。
いや、真面目に考えよう。
ブリ大根。
推理をすれば、それが料理なのだということは解る。
しかし、なんでブリ大根?
どうして素材名だけで料理名を完結させるのだ。
サバの味噌煮だったら、サバをどうしたいのか解る。
サバを味噌で煮る気満々だ。
じゃあ、ブリ大根は?
ブリと大根をどうしたいのだ。
実は正式名称が「ブリと大根のミラノ風カプレーゼ」とかじゃないのか?
それを略して「ブリ大根」なんじゃないのか?
友人が、俺の問いに応じる。
「違うよ。ブリ大根はブリ大根だよ」
こんなに難しい問題は初めてだ!
まさかのミステリーにも程がある!
ブリと大根だぞ!
何の共通点もないじゃないか!
そんなブリと大根を、お前らは一体どうするんだ!
煮るのかよ!?
「煮るんだよ」
煮るのかよ!?
ブリ大根の一言から、どうすればそれが判明するんだよ!?
調理法を端折るなよ!
だいたい俺、ここまで「ブリ大根」って打つ日記は初めてだよ!
ブリ大根の名づけの親の人!
もうちょっと気合い入れて命名しろよォ!
なんか納得いかない。
肉ジャガもだ。
ジャガはジャガイモの略だとして、肉…?
何の肉なのだ。
場合によっては、怖いぞ。
肉ジャガ。
肉ジャガ。
ジャガーの肉?
いやいや。
肉ジャガぐらい、食べたことがある。
何かの肉と、ジャガだジャガ。
何だよジャガってよ。
「こんばんは、ジャガでーす!」
「ニクでーす!」
「2人合わせて!」
「ニ――」
もういい。
いかん。
深く考えると、肉ジャガが謎の物体に思えてしまう。
謎は深まるばかりでございます。
ちなみに、前回のコメント欄にあった質問。
「たまに語尾に&って付いてるけど、あれは何ですか?」
あれはですね、「…」なんです。
ケータイから見ると文字化けで、「…」が「&」に変換されてしまうんですね。
コメント欄では文字化けしないようです。
改善しようとしても、どうしてもダメだったんですね。
忍者ブログのスタッフの人、どうにかお願い直して!
料理って………何?な私にとって、食材はそんな存在でしかなかったという事でお許しを!笑)