夢見町の史
Let’s どんまい!
2010
December 14
December 14
あのスナックのボーイ、めさ君やったっけ?
あいつにな?
もう何年も前から「女紹介せえ。女紹介せえ」って亡霊みたいに言い続けてんねん。
なのにあいつ、俺にちっとも女紹介しようとせん。
「俺の女友達って、みんな結婚してたり彼氏がいたり、遠くに住んでたりしてるから紹介すんの難しいですってば」
「そんなん構わん! 俺はな? ただ楽しく酒が飲めればそれでいいねん」
「でもT内さん、そこまで女女って言うってことは、奥さんに内緒で、できれな深い仲になりなーとかって思ってるんでしょ?」
「そりゃそうや」
「俺の女友達に不倫するような奴いねえから!」
客に対してなんつう口の利き方すんねん。
男心の解らん奴や。
昨日も、めさ君に文句言ったった。
「お前はいつになったら女紹介すんねや!」
「仕方ないなあ」
めさ君はケータイ取り出してな?
「これ、たった今、真美って子から来たメールなんですけど」
って、俺にメール画面を見せてきたんや。
件名の、「今夜、泊めてもらっていいかな?」の文字に鼻血噴き出そうになったわ!
よっしゃ!
俺が泊めたる!
どこの女や!
「じゃあ一応、読み上げますね」
おう!
「いきなりごめんなさい。さっき家出しちゃって、泊まるとこがなくって、困ったのでメールしました」
家出したってことは、若い子っぽいやん!
それでそれで!?
「もうお金も残り少なくてかなりヤバイ状況なので、よければ家に泊めてくれませんか?」
ええで!
全力で泊めたるわ!
「泊めてくれたらご飯とか作れるから料理もするし、真美にできることなら何でもするよ?」
ななな、なんでもォーッ!?
いよっしゃあー!
めさ君!
その子紹介せえ!
「解りました。じゃあ今からURLを言うんで、そこにアクセスしていただきまして」
ふんふん。
「掲示板になってると思うんで、そこから真美ちゃんに返事書いてあげてください」
おっしゃ、解った!
掲示板にアクセスしてポイント買うて、何度か真美ちゃんとやり取りすればええんやな!?
よーし、プロフィール気合い入れて書くでー!
始めまして、T内です。
ってアホかーい!
それただの迷惑メールやん!
もうおのれには頼まん!
ぬか喜びや!
どんだけええタイミングで迷惑メール受けてんねん。
あいつにな?
もう何年も前から「女紹介せえ。女紹介せえ」って亡霊みたいに言い続けてんねん。
なのにあいつ、俺にちっとも女紹介しようとせん。
「俺の女友達って、みんな結婚してたり彼氏がいたり、遠くに住んでたりしてるから紹介すんの難しいですってば」
「そんなん構わん! 俺はな? ただ楽しく酒が飲めればそれでいいねん」
「でもT内さん、そこまで女女って言うってことは、奥さんに内緒で、できれな深い仲になりなーとかって思ってるんでしょ?」
「そりゃそうや」
「俺の女友達に不倫するような奴いねえから!」
客に対してなんつう口の利き方すんねん。
男心の解らん奴や。
昨日も、めさ君に文句言ったった。
「お前はいつになったら女紹介すんねや!」
「仕方ないなあ」
めさ君はケータイ取り出してな?
「これ、たった今、真美って子から来たメールなんですけど」
って、俺にメール画面を見せてきたんや。
件名の、「今夜、泊めてもらっていいかな?」の文字に鼻血噴き出そうになったわ!
よっしゃ!
俺が泊めたる!
どこの女や!
「じゃあ一応、読み上げますね」
おう!
「いきなりごめんなさい。さっき家出しちゃって、泊まるとこがなくって、困ったのでメールしました」
家出したってことは、若い子っぽいやん!
それでそれで!?
「もうお金も残り少なくてかなりヤバイ状況なので、よければ家に泊めてくれませんか?」
ええで!
全力で泊めたるわ!
「泊めてくれたらご飯とか作れるから料理もするし、真美にできることなら何でもするよ?」
ななな、なんでもォーッ!?
いよっしゃあー!
めさ君!
その子紹介せえ!
「解りました。じゃあ今からURLを言うんで、そこにアクセスしていただきまして」
ふんふん。
「掲示板になってると思うんで、そこから真美ちゃんに返事書いてあげてください」
おっしゃ、解った!
掲示板にアクセスしてポイント買うて、何度か真美ちゃんとやり取りすればええんやな!?
よーし、プロフィール気合い入れて書くでー!
始めまして、T内です。
ってアホかーい!
それただの迷惑メールやん!
もうおのれには頼まん!
ぬか喜びや!
どんだけええタイミングで迷惑メール受けてんねん。
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