夢見町の史
Let’s どんまい!
2009
April 27
April 27
宇宙の話で盛り上がる。
純粋に神秘的な話題だから、熱も自然と篭った。
「宇宙ステーションってあるじゃないですか!」
職場のスナックでは俺やお客さんと同様、フロアレディのHちゃんも目を輝かせている。
「そこで住んでる人の話なんスけどね!」
へえ、もう宇宙空間で暮らせるんだね。
「そうなんスよ! 凄くないスか!」
Hちゃんが放つ次の言葉に、俺は耳を疑うことになる。
「で、その人が地球を見ようとして、窓開けたんスよ!」
窓、開けちゃったのー!?
本当にびっくりだ。
宇宙ステーションの窓がどうして開くように設計されているのだ。
Hちゃんはカウンターに突っ伏しながら「違ーう!」と悶えている。
何が違うのさ。
「窓っていっても、外側の窓なんスよー! 内側の窓は開けてないッス!」
内側の窓?
網戸!?
びっくりしすぎて眼球がこぼれるかと思った。
宇宙空間に蚊がいるのー!?
「違う! もー! あー! もう! 違う!」
さらに顔を赤くし、身悶えるHちゃん。
どうして彼女は「外壁のシャッターを開けた」と言わなかったのだろうか。
純粋に神秘的な話題だから、熱も自然と篭った。
「宇宙ステーションってあるじゃないですか!」
職場のスナックでは俺やお客さんと同様、フロアレディのHちゃんも目を輝かせている。
「そこで住んでる人の話なんスけどね!」
へえ、もう宇宙空間で暮らせるんだね。
「そうなんスよ! 凄くないスか!」
Hちゃんが放つ次の言葉に、俺は耳を疑うことになる。
「で、その人が地球を見ようとして、窓開けたんスよ!」
窓、開けちゃったのー!?
本当にびっくりだ。
宇宙ステーションの窓がどうして開くように設計されているのだ。
Hちゃんはカウンターに突っ伏しながら「違ーう!」と悶えている。
何が違うのさ。
「窓っていっても、外側の窓なんスよー! 内側の窓は開けてないッス!」
内側の窓?
網戸!?
びっくりしすぎて眼球がこぼれるかと思った。
宇宙空間に蚊がいるのー!?
「違う! もー! あー! もう! 違う!」
さらに顔を赤くし、身悶えるHちゃん。
どうして彼女は「外壁のシャッターを開けた」と言わなかったのだろうか。
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