夢見町の史
Let’s どんまい!
2009
June 19
June 19
「めささんが勝手に日記に書くから!」
ここ最近、フロアレディのHちゃんがすぐ怒る。
職場のスナックを日記で話題にすると、だいたいはHちゃんがネタにされているからだ。
宇宙空間で窓を開けるなどと、彼女はすぐ面白いことを口走るのだから仕方ない。
お客さんの中にも俺の日記を読んでくれている人がいて、今日もそのことでHちゃんをからかっている。
「Hちゃん、色々と大活躍じゃん」
これにて俺は、Hちゃんからまた怒られる。
「めさ、この野郎! めさのせいで! お前のせいで!」
Hちゃんのボディブローは的確で、いい角度で入る。
「ぐあ!」
俺の内臓と肋骨が心配なことになった。
そうやって俺がいじめられると、お客さんたちはさらに大喜びだ。
「Hちゃん、めさの日記に書いてあったよ。宇宙の話、好きなんだって?」
「はあ!?」
とうとうHちゃんの怒りメーターが振り切れる。
大いなる神の怒りだ。
凄まじい勢いでHちゃんがまくし立てる。
「宇宙!? はあー!? なに言ってんの!? あたし宇宙のことなんて何も知らねーし! 宇宙なんて信じてねーし!」
「がはははは!」
ツボに入ったのは俺だ。
宇宙を信じないって、なんだよ!
逆に難しいよ!
宇宙ぐらい信じてやれよ!
あいつ結構いい奴だよ!
がはははは!
宇宙、信じられてねー!
あーははははは!
どういうことだか解らねえ!
「うるせえ!」
再びHちゃんの拳が俺の脇腹を打つ。
素晴らしい角度だ。
誰だ、この子に殺人パンチ教えたの。
ここ最近、フロアレディのHちゃんがすぐ怒る。
職場のスナックを日記で話題にすると、だいたいはHちゃんがネタにされているからだ。
宇宙空間で窓を開けるなどと、彼女はすぐ面白いことを口走るのだから仕方ない。
お客さんの中にも俺の日記を読んでくれている人がいて、今日もそのことでHちゃんをからかっている。
「Hちゃん、色々と大活躍じゃん」
これにて俺は、Hちゃんからまた怒られる。
「めさ、この野郎! めさのせいで! お前のせいで!」
Hちゃんのボディブローは的確で、いい角度で入る。
「ぐあ!」
俺の内臓と肋骨が心配なことになった。
そうやって俺がいじめられると、お客さんたちはさらに大喜びだ。
「Hちゃん、めさの日記に書いてあったよ。宇宙の話、好きなんだって?」
「はあ!?」
とうとうHちゃんの怒りメーターが振り切れる。
大いなる神の怒りだ。
凄まじい勢いでHちゃんがまくし立てる。
「宇宙!? はあー!? なに言ってんの!? あたし宇宙のことなんて何も知らねーし! 宇宙なんて信じてねーし!」
「がはははは!」
ツボに入ったのは俺だ。
宇宙を信じないって、なんだよ!
逆に難しいよ!
宇宙ぐらい信じてやれよ!
あいつ結構いい奴だよ!
がはははは!
宇宙、信じられてねー!
あーははははは!
どういうことだか解らねえ!
「うるせえ!」
再びHちゃんの拳が俺の脇腹を打つ。
素晴らしい角度だ。
誰だ、この子に殺人パンチ教えたの。
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