忍者ブログ

夢見町の史

Let’s どんまい!

  • « 2017.05.
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »
2017
May 28
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009
September 28
※怪談話につき閲覧注意。

 久しぶりの、それは霊現象だった。

 職場のスナックが深夜4時を過ぎる頃、お客さんたちは全員お帰りになられている。
 ボスや他のフロアレディたちはタクシーを待たせてあったので、やはり早々に店を後にしていた。

 照明を落とし、わずかに薄暗くしてある店内にはしたがって、俺とフロアレディのAちゃんだけが残っている。

 帰宅前のわずかな一時。
 タバコに火を着けると、俺はカウンター席に腰を下ろした。

 Aちゃんに「お疲れさーん」と労うと、彼女はふらふらとした足取りで「もー疲れたよー!」みたいなことを言い、近くの椅子に座った。

 仕事後の雑談タイムというやつだ。
 Aちゃんも自分の近くに灰皿を寄せ、タバコを咥えている。

 このときは俺もAちゃんもなかなか飲まされており、かなり酔いが回っていた。
 酔っ払いが2人も揃えば、他愛のない雑談にも熱が入る。

 タバコはいつの間にか3本目に達していた。
 すっかり夢中で話し込んでしまったのだ。

 俺が何かしらを喋っている、その最中。
 Aちゃんが急に真面目な顔をして俺の話を遮った。

「めさ! 今の聞こえた!?」

 え?

「今あたしの横から女の声が聞こえた! めさ、聞こえてなかった!?」

 いや、俺は別に。

「気のせい!? いや、絶対聞こえた! はっきり聞こえた!」

 なんて聞こえたの?

 問うとAちゃんは「聞こえたんだけど、おかしいなー」と首を傾げる。
 完全にシラフに戻っているようなAちゃんの表情を見るところ、冗談ではなさそうだ。

 一体何が聞こえたのか?
 という質問を何度しても、Aちゃんは何故かなかなか答えてくれなかった。

「いいからAちゃん、答えてってば! 何が聞こえたの!?」

 するとAちゃんは真っ直ぐと俺の目を見つめ、その声を再現する。

「いつまで喋ってるの?」

 朝と呼ぶにはまだまだ闇の深い、深夜での話だ。

拍手[1回]

PR
Comment
Name
Title
Mail
URL
Color
Comment
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Trackback
この記事のトラックバックURL
[288] [287] [286] [285] [284] [283] [282] [281] [280] [279] [278]
プロフィール
HN:
めさ
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1976/01/11
職業:
悪魔
趣味:
アウトドア、料理、格闘技、文章作成、旅行。
自己紹介:
 画像は、自室の天井に設置されたコタツだ。
 友人よ。
 なんで人の留守中に忍び込んで、コタツの熱くなる部分だけを天井に設置して帰るの?

 俺様は悪魔だ。
 ニコニコ動画などに色んな動画を上げてるぜ。

 基本的に、日記のコメントやメールのお返事はできぬ。
 ざまを見よ!
 本当にごめんなさい。
 それでもいいのならコチラをクリックするとメールが送れるぜい。

 当ブログはリンクフリーだ。
 必要なものがあったら遠慮なく気軽に、どこにでも貼ってやって人類を堕落させるといい。
リンク1

Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP


Hit

Yicha.jp急上昇キーワード[?]

忍者ブログ[PR]