夢見町の史
Let’s どんまい!
2009
December 11
December 11
ちょっとしたお願いがあって、絵師のめごさんに電話をかけた。
用件はほどほどで、話題の中心はただの雑談だ。
彼女とお話してみるとなんていうかもう、色々とびっくりした。
まずめごさんは、俺のことを本気でゲイだと思っている。
もしくは男性にマジ恋してほしいと真剣に願っているらしい。
このくそ寒い真冬である昨今、タンクトップで街に出ろとか言い出す。
ついでだからレザーパンツも履いてやろうかと思った。
このようなベタなイメージを持ってしまっていることを、ゲイでいらっしゃる方々に謝りたい。
ごめんなさい。
確かに俺と仲良くなる紳士は、まっこいさんとか悪魔王子の兄貴とかトメとかチーフとか、何故かいかつい人が多くて、そんな中で俺は可愛らしくマスコット的なキャラで通したいと思っているのだけれど、めごさんは完全に俺の恋愛観による好みのタイプで友人を選んでいると信じて疑わない。
イヴの夜、悪魔王子の兄貴に告白しろって命令された。
勇気を出せと無駄に励まされた。
告白しろって言われても、そんなことしたら2人の関係が気マズくなるではないか。
万が一「いいよ」とか受け入れられても困る。
兄貴と俺は家が超遠いから、遠距離になっちゃう。
というか、今キーボードを打ちながら素直に疑問に思ったのだけれど、俺は一体何を書いているのだ。
上の主張もなんかおかしい。
どうせコメント欄に「めささんやっぱりガチホモだったんですね」などと色々書かれてしまうような自爆日記になってしまっている。
めごさんにいくら「違う」と言っても信じてもらえなかったように、読者様にだってどうせ俺の否定はスルーされてしまうであろう。
もう好きにすればいい。
ゲイでいいよ、もう。
俺は女の人がめちゃめちゃ好きだから、これは油断させるための大作戦だ。
女性の皆さん、気をつけたまえ。
ばか!
だいたい俺はめごさんの話を書きたかっただけなのに、なんでこんな目に…。
いや、そうそう。
めごさんには余計なことまで話してしまった。
「俺の妹が、子供の頃やった兄弟喧嘩をまるで最近のことのように言いふらしたせいで、俺、みんなからDVだと思われてるんですよ。これもゲイ説と一緒で、いくら『違う』って言っても誰も聞いてくれないの。誰よりも俺のことを知ってる俺本人の発言なのになんで信じてもらえないのか意味わかんない」
こないだも職場で、「めさ、昨日も女の子の髪を掴んで振り回したんでしょ?」とキラーパスを貰ったので開き直ることで事なきを得た。
「ああ振り回してやったよ! 左右両方の手で、2人同時にな!」
あれはもう本当に気持ちがいいぐらい完璧なアウトだった。
ゲイでオカマでDVと、ノーマルな要素が1つもない自分の立場を考えると、オイシイを楽に通り越して将来が心配だ。
いたってアブノーマルなイメージではないか。
なんだか素で暗い気分になってきたので、めごさんが話してくれた別の話題に切り替えたいと思う。
「あたしのお店、サメの心臓を刺身で出すんですよ」
ほう。
それは珍しい。
食べたことないなあ。
「美味しいですよ? で、伝票を書くんですけど、メニュー名をそのまま書くんじゃなくって、略すんですよ」
ああ、生ビールのことを生中って書くみたいな?
「そうそう。で、『さめ』って書こうとしたんですけど、急いで書いたから間違って『めさ』って書いちゃった」
俺をバラ売りするな。
「面白かったから、その伝票、写メ撮って悪魔王子さんに送りました」
なんで当人である俺にじゃなくって兄貴に送るんですか。
「じゃあ、めささん、イヴの夜、悪魔王子の兄貴に告白してください」
どこの世界の罰ゲーム!?
じゃあってなんだよ!
なんで話をそっちに戻すんだ!
その後、めごさんから「電話しながら取ったメモを送ります」とメールが来たんだけど、これを見て内容が把握できたらその人はエスパーだと思う。
用件はほどほどで、話題の中心はただの雑談だ。
彼女とお話してみるとなんていうかもう、色々とびっくりした。
まずめごさんは、俺のことを本気でゲイだと思っている。
もしくは男性にマジ恋してほしいと真剣に願っているらしい。
このくそ寒い真冬である昨今、タンクトップで街に出ろとか言い出す。
ついでだからレザーパンツも履いてやろうかと思った。
このようなベタなイメージを持ってしまっていることを、ゲイでいらっしゃる方々に謝りたい。
ごめんなさい。
確かに俺と仲良くなる紳士は、まっこいさんとか悪魔王子の兄貴とかトメとかチーフとか、何故かいかつい人が多くて、そんな中で俺は可愛らしくマスコット的なキャラで通したいと思っているのだけれど、めごさんは完全に俺の恋愛観による好みのタイプで友人を選んでいると信じて疑わない。
イヴの夜、悪魔王子の兄貴に告白しろって命令された。
勇気を出せと無駄に励まされた。
告白しろって言われても、そんなことしたら2人の関係が気マズくなるではないか。
万が一「いいよ」とか受け入れられても困る。
兄貴と俺は家が超遠いから、遠距離になっちゃう。
というか、今キーボードを打ちながら素直に疑問に思ったのだけれど、俺は一体何を書いているのだ。
上の主張もなんかおかしい。
どうせコメント欄に「めささんやっぱりガチホモだったんですね」などと色々書かれてしまうような自爆日記になってしまっている。
めごさんにいくら「違う」と言っても信じてもらえなかったように、読者様にだってどうせ俺の否定はスルーされてしまうであろう。
もう好きにすればいい。
ゲイでいいよ、もう。
俺は女の人がめちゃめちゃ好きだから、これは油断させるための大作戦だ。
女性の皆さん、気をつけたまえ。
ばか!
だいたい俺はめごさんの話を書きたかっただけなのに、なんでこんな目に…。
いや、そうそう。
めごさんには余計なことまで話してしまった。
「俺の妹が、子供の頃やった兄弟喧嘩をまるで最近のことのように言いふらしたせいで、俺、みんなからDVだと思われてるんですよ。これもゲイ説と一緒で、いくら『違う』って言っても誰も聞いてくれないの。誰よりも俺のことを知ってる俺本人の発言なのになんで信じてもらえないのか意味わかんない」
こないだも職場で、「めさ、昨日も女の子の髪を掴んで振り回したんでしょ?」とキラーパスを貰ったので開き直ることで事なきを得た。
「ああ振り回してやったよ! 左右両方の手で、2人同時にな!」
あれはもう本当に気持ちがいいぐらい完璧なアウトだった。
ゲイでオカマでDVと、ノーマルな要素が1つもない自分の立場を考えると、オイシイを楽に通り越して将来が心配だ。
いたってアブノーマルなイメージではないか。
なんだか素で暗い気分になってきたので、めごさんが話してくれた別の話題に切り替えたいと思う。
「あたしのお店、サメの心臓を刺身で出すんですよ」
ほう。
それは珍しい。
食べたことないなあ。
「美味しいですよ? で、伝票を書くんですけど、メニュー名をそのまま書くんじゃなくって、略すんですよ」
ああ、生ビールのことを生中って書くみたいな?
「そうそう。で、『さめ』って書こうとしたんですけど、急いで書いたから間違って『めさ』って書いちゃった」
俺をバラ売りするな。
「面白かったから、その伝票、写メ撮って悪魔王子さんに送りました」
なんで当人である俺にじゃなくって兄貴に送るんですか。
「じゃあ、めささん、イヴの夜、悪魔王子の兄貴に告白してください」
どこの世界の罰ゲーム!?
じゃあってなんだよ!
なんで話をそっちに戻すんだ!
その後、めごさんから「電話しながら取ったメモを送ります」とメールが来たんだけど、これを見て内容が把握できたらその人はエスパーだと思う。
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