夢見町の史
Let’s どんまい!
October 11
※前半はコチラです。
大人たちは公園で大はしゃぎだ。
サイズの小さい子供用のアスレチックに2つの意味でハマったり、長い滑り台を本気で滑ったり、ブランコが空くのを待ったり、池にざぶざぶ入ったり。
約1名、男なのに何故かメイクしている奴もいる。
※主催者(最年長)です。
おっと、いけない。
もうすぐ日が暮れてしまうではないか。
いよいよ告白タイムだ!
全員に集合してもらう。
赤い名札チームには男女別に、1列に並んでいただいた。
男子は1名ずつ、お好みの女子の前まで歩いていただき、告白をしてもらうわけだ。
きゃー。
見守るチームも俺も、なんかどっきどきである。
「めささん!」
告白を待つ列から、女子の声。
「めささんに告白したら駄目なんですか?」
まず、意味が解らなかった。
今回の段取り的には、女子は告白をされる側である。
あと、俺は司会みたいな役割であって、恋愛フリーチームの一員ではない。
「駄目なんじゃないかな。俺、告白なんてされたら、鼻の下伸ばして英語の教材を買わされちゃいそうだし」
「えー! あたし、めささんに告白する気で来てたのにー!」
「あたしも!」
「あたしも!」
おいおい。
フッ!
マジかよ。
そりゃ君たちの気持ちは嬉しいさ?
ベイベー。
でも見て、俺の瞳。
マジでどうしたらいいのか解らない顔になってるだろ?
英語の教材をそんなに売りたいのかい?
俺は貧乏さ。
「そうじゃなくって、めささんに告白ー!」
駄目だ!
嬉しいから列に戻ってくれ!
俺が正気を保っているうちに早く!
早くしないと、俺が立場を利用して、彼女たちを作っちまう!
教材は、買うとしたら、ローンって組めますかね?
強引に女子たちを元の配置に戻し、いよいよ告白タイム開始である。
1人目の男子が、女子の並びに向かってゆっくりと歩を進める。
と思ったら、途中でコース変更してこっちに来た。
俺の目の前で止まると、彼は「めささん、俺」と言った。
「ちょっと待ったァー!」
数々の野太い声が響き渡る。
なんと男子全員がまさかの「ちょっと待ったコール」だ。
全員が敵を見つけた兵士みたいに、俺を目指して猛ダッシュしてくる。
お前たち!?
男だろ!?
俺も男だ!
このイベントのコンセプト、意味解ってる!?
恋愛って文字を書いてみろォー!
「ちょっと待ったァー!」
女子たちも、「その獲物は我が軍の物である!」といわんばかりに走り出す。
左からは男子たちが。
右からは女子たちが。
アマゾン川に肉を落としたときみたいなことになっている。
集団のピラニアが一気に、俺目がけて走ってくる。
圧巻だ。
ハルマゲドンってこういう感じなんだ。
今までの人生の記憶が走馬灯のように駆け巡った。
「やかましいわァ!」
俺は大声で駄々をこねた。
「なに男子、照れてんだよーう! しっかり女子ンとこ行けよー! 女子たちもよォー、俺は不参加だって書いてあったじゃねえかよー! 俺がやりたいのは、そういうことじゃないじゃんかよー! オイシイけどさー!」
芝生の上で寝転がり、手足をばたばたさせる31歳。
「やーりーなーおーしー!」
※最年長です。
最初の彼が歩き出すところからやり直し。
彼はとぼとぼと歩きながら、俺の顔をちらちらと見ていた。
目が合う度に「ダメッ!」とお姉さんみたいに叱っておいた。
「あ、あの、よかったら、お友達に、なってください」
うつむきつつも、手を差し出す彼。
「…はい」
彼女はそっと、手を取った。
「おおー!」
歓声が沸く。
「ちょっと待ったー!」
今度は俺からの「ちょっと待ったコール」だ。
「オメーら、最初からお友達じゃねえかよー!」
なんで今さら友達契約を結んでいるのか。
「やっぱりあたし、めささんがいい!」
「あたしもー!」
「俺も!」
なんで「俺も」って声が混じってんだよォー!
おかしいだろ、性別がよォー!
幻聴じゃないって解ってるから、余計にブルーだよォー!
俺は本来、モテないネタを書いてる瞬間が最高に輝いているんだよォー!
営業妨害だ!
恋愛フリーチームに再度囲まれ、俺は再び地面に寝転がる。
ぶつかったサッカー選手みたいにゴロゴロ転がりながら、「つーまーんーなーい~!」とジタバタしていた。
次回やるときは、フリートークの段階からしっかりと緊張を解いてあげなくては。
それはそうと、何故か恋愛見守るチームのメンバーまで、俺を囲んでいないか?
これって遠目から見たら、ちょっとした集団リンチみたいなことになっているんじゃないだろうか。
「もういいよう。次回ちゃんとやるから、今日はそろそろ解散しようよう」
立ち上がって服の埃を払う。
「告白タイムはまとまらなさそうだから、一旦中止にしようね」
なんで俺が涙目なのか。
「めささん、あの…」
どこか緊張しているような面持ちで、女子高生の参加者様が俺の前に来る。
「1つ真面目なお願いが」
フッ。
どうしたんだい?
マジ告白かい?
「違います」
ですよねー。
「あの、言いにくいんですけど」
うん?
「あのエアコン、持って帰れません」
ですよねー。
泣きそうになりながら、エアコンを担ぐ。
大人たちだけでやる2次会では居酒屋に入る。
さすがに熱が上がってきたので寝入り、起きたらエアコンだけが置いてあった。
どう考えても置いてきぼりだ。
主催者、エアエアコンと同じ扱い。
なんでだよォー!
熱が酷くなってしまって、今日も会社を休んで書いてしまいましたよ。
でも書ききれていないシーンがたくさんあります。
「めささん、スイカは割らないんですかー?(抜き手で)」
「さすがに割らないよー。スイカもないですしねー」
「ありますよ? ほら」
「マジかよ!?」
そんな感じで、恒例になりつつある指刺しスイカ割りもやりました。
成功成功。
割れてよかった。
ちょっとしたサプライズにと、誕生日だった参加者様の前にケーキを出して、みんなでハッピーバースデイを唄ったりも。
プレゼントは、なんと相田みつを氏の作品で、これは俺が書きました。
「キスだけじゃイヤ。みつを」
メイク後だったので、色紙にはしっかりとキスマークをつけておきましたよ。
バースデイプレゼントまでもが嫌土産でどうする俺。
そうそう。
参加者の皆さんは、いつもやるオフ会よりも若い方々が多かったのですが、下手な大人なんかよりもよっぽど礼儀正しかったことが、嬉しい驚きでした。
「みんなー! お店を出るまえに、集まってくーださい! マスターはね? みんなのために、寝ないで料理や席の配置替えなどの支度をしてくれたのね? だから最後に、みんなで『ありがとうございました!』って元気よくお礼を言いましょう」
「はーい」
「じゃあ、いきますよー! せーの!」
「ありがとうございましたー!」
本当の学校みたいなことになってみたり。
2次会では、悪友のトメが来ました。
俺は発熱中なのにお酒を飲んでしまい、ダウンです。
「めささん! めささん!」
何人かが、俺を起こそうとたらしいんですよ。
それをトメが遮りました。
「寝かせておいてやろうぜ~。こいつにとっては、それが幸せなんだよ~。じゃ、カラオケにでも行こうか~」
だから俺は1人だったのか!
俺もカラオケに行きたかったのに!
そうそう。
エアエアコンはですね、会社から持ってきた物です。
うち、色んな物がある会社だから。
特に必要ないので、このエアエアコンは再び会社に持っていって、捨てておきます。
とまあ、本当に色んなことが密集したオフ会だったわけですが、参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
またやるから、是非その際も来てやってくださいね。
みんなに逢えて、本当に楽しかったです。
ありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいです。
めさでした。
以下、私信。
ケータイが完璧にぶっ壊れ、データまで飛んでしまいました。
ご用は、PC宛てのメールとか、ミクシィを使ってお知らせくださいな。
電話を新しくしたら、リアルの友達に、改めて連絡先を訊ねて回りまーすよ。
ではでは。
それにしてもオフ会お疲れ様です。めちゃくちゃ楽しそうで、その場にいなかったのがホンマに悔しいッス(┬_┬)
来年も再来年も続けてください!!絶対に参加するんで!!!!
では、お身体に気をつけてくださいm(_ _)m
※遊星さん、せっかく頂いた嫌なお土産だったのですが、有効活用する為に、トメさんに使って頂くようお願いしてきちゃいました。勝手にすみませんm(_ _)m
熱あったし酒飲んでたし死んでたように眠ってたからまさか……とか思って心配してましたよ!!
生きてて良かった(笑)
仲良くして下さった皆さんもお疲れ様です。
また飲みに行けたら良いですね。
有難う御座いました。
お疲れ様でした&ありがとうございました!!
また参加させてもらいますので、その時はヨロシクお願いします☆
それにしても、2次会でそんなコトになってたなんて‥(・Д・)トメさんにも会いたかったし、私も行きたかったです↓↓
次回は、受験の終わった頃に開いてくださいね☆
めさサンは、はやく体調をよくしてくださいッ(`・ω・´)Ъ
すんません、あまりにも楽しそうで、行けなかったのが悔しすぎてつい変な悲鳴が出ちゃいました。
いいないいなー、私も行きたかったー!!(公園で集団のピラニアに襲われた誰かさんのようにバタバタ)
ほんっと行きたかった…
ほんっとーに行きたかった…
またやってくださいね、未成年オフ会。
むしろ47都道府県オフ会。
交通費は各地で集めればいいんだし。
めささんとこのしゃっちょ(社長)さん、47都道府県オフ会のために有給休暇あげてください。