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夢見町の史

Let’s どんまい!

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2024
April 27
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2007
December 31
 どうしよう今回。
 何を書こう。

 日記のネタは色々とあるのに、今日何か綴るとしたら、タイミング的にはこの1年間を振り返らなきゃいけない空気じゃんか。
 何故なら今日は大晦日。

 あれもこれも書きたかったのに。
 日々の忙しさが悔やまれる。

 クリスマスに2人で飲みに行ったこととか、書きたかったなあ。

 なんてことを考えていて自然に発生するのは、俺の中の天使と悪魔だ。

悪魔「いいから書いちまえよ。書いて、欲望の全てを満たしちまえよ」

めさ「え~、そう~? じゃあ、書いちゃおうかなあ」

天使「いけません! そんなことを書いて満足しているようでは、人間として失格です! だから死ね?」

めさ「お前が天使っぽいのは最初の一言だけじゃん」

悪魔「とにかく、どうだったんだよ、クリスマスの夜は」

めさ「フッ! それはもう、熱く語り合ったものさ」

天使「会社の先輩とね」

めさ「余計な一言を付け足すな」

天使「スガマラ氏、ご覧になっておりますでしょうか? 男同士でクリスマスに飲んでいたことが公表されています。告訴すべき事態です」

めさ「俺はお前を告訴したいよ」

悪魔「どんなことを話したんだ?」

めさ「では、再現VTRをどうぞ」



スガマラ「めささん」

めさ「はい?」

スガマラ「社内にいる、うちらの世代でね? 結婚してないの、俺とめささんだけなんですよ」

めさ「なんでそんな大事なこと、この聖なる夜に気づかせるんですか!」



めさ「忘れられないクリスマスだったよ。できれば再現したくなかった…」

悪魔「つまり書きたくなかったんじゃねえか」

めさ「他にもね? 今までゴルフボールだったのに、リンゴン球になったことも嬉しかった」

天使「ものの見事に意味が解りません」

悪魔「まさか天使に同意する日が来るとは思わなかったぜ」

めさ「違うのー! 俺は最近、左手を多様することで、右脳に刺激を与えるようにしているんだ。右脳というのは主にインスピレーションや勘を携るとされているからね。神経の作りから、体の左側面を使うと、右の脳を働きやすくすると言われているのさ。そこで思い出したのが、リンゴン球!」

悪魔「それが解らねえって言ってんだ。オメー右とかじゃなくて、脳は全体的に鍛えろよ」

天使「いけません! 話が長そうなので、読者様が実家に帰りたくなってしまいます」

めさ「それは大変じゃないか! くそう。じゃあ、仕事の見本で指をガンってした話も、6個の予備ゴルフボールを一気にアレした話も、次回に譲るとしよう」

悪魔「もう1度言う。お前は右だけじゃなく、脳全体を鍛えろ。ちょっとした言語障害になってるぞ」

天使「元旦に大の大人だけで集まって凧揚げをやろうとしている計画も、別の機会にお願いします」

めさ「ロマン溢れる企画だべ?」

悪魔「誰も来なさそうだけどな」

めさ「とにかく振り返るぞ! 2007年を!」

天使「いけません! 疲れました」

悪魔「来年にしろよ、そういうのはよ」

めさ「駄目だ駄目だ! ったく、ばかが! だって明日も色々あるから更新できないじゃん? ってことは今やらなきゃ!」

悪魔「ああそう。仕方ねえな。じゃあ、訊いてやるけどよ、どうだったんだ、今年はよ」

めさ「人並みに色々ありました」

天使「それで、来年の抱負は?」

めさ「ある意味、新天地を目指します」

悪魔「話にならねえ」

天使「いいえ、これは素晴らしいことです! これだけの行数を使って、最終的に何1つ誰にも伝えられないというのは、実に恐ろしい才能です」

めさ「お前らがいなきゃ、もう少し話をまとめられたんだよォ!」

悪魔「分かった分かった。じゃあ黙っててやるからよ、まとめてみろよ」

めさ「2007年は希望と絶望の狭間で、俺は人間として生きるための葛藤を胸に秘め、つまりね? 色々あったわけ」

天使「ねえよ」

めさ「邪魔するなって言ってんだよォー! だいたい『ねえよ』ってお前、あったらどうすんだよ! そこを否定するなよ! ああもう、今日の俺はよく喋る。とにかく、最初から言うね? 2007年は希望と絶」

 もう過去は振り返らない。
 って言ったらカッコイイけど、実は振り返るともっと長くなってしまうので、やめちゃいました。

 上記に挙げた謎のエピソードの詳細は、近々時間を作って紹介させていただきますね。
 あと、来年は久しぶりに犯人当てクイズを作ってみたい。
 文字のみで表現できる斬新な仕掛けも作ってみたい。
 ミクシィで「変な寝言が忘れられない」の他にも、もう1つぐらい大きくなりそうなコミュニティを作ってみたい。

 やりたいこと、いっぱいで幸せ。

 皆さん、今年も本当にお世話になりました。
 来年も楽しんでいただけるよう頑張りたいと思っています。
 どうか引き続き、お付き合いくださいませ。
 2008年も、よろしくお願い申し上げます。
 めさでした。

拍手[1回]

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2007
December 10
 思わず目を疑ってしまった。
 前回の記事には、こんな反響が目立っている。

「オトコの人にはかなりモテてるじゃないですかっ」
「男の人にモテる秘訣も知りたいです!」
「今度『男性にモテる』のをレクチャーしてみては?」
「『男性にモテる秘訣講座』 っていうタイトルで日記書いてください」
「どうしたら男の人にモテ」

 うっせえ!

 今度という今度こそ、お手上げだ。
 なんで男の俺が、男の人にチヤホヤされてると思われてるんだ?
 けしかりません。
 男にモテるための秘訣?
 知るかッ!
 そういったことは、女の人だけで研究を重ねるべきだ。

 だいたい真面目にレクチャーなんてしてみろ。
 初めて見にきてくださった方が、そんな記事を読んだらどうする。
 引かれるぐらいなら、まだいい。
 男の人に好まれたら、困っちゃうじゃないか。
 ホント冗談じゃない。
 男性にモテるための秘訣?
 そんなことを書いたら、勘違いされてしまうことウケアイだ。

 だから、今回だけだぜ?

 そもそも男の人というのは、可愛いのが好きだ。
 これは何も容姿だけに留まる話ではない。
 女性に母性があるように、男性には守ってやりたい衝動があるのだ。

 取り合えずは謝罪の際など、語尾に「ちょ」を付けることから始めるのが良い。

「ごめんちょ。許してちょ」

 さあ、ご一緒に。

「ごめんちょ。許してちょ」

 恥ずかしがるな。
 今、誰よりも恥ずかしいのは俺だ。

 次に、バーなどでよく使われる「おかわりの仕方」について。
 よく耳にする言葉が、「おかわりお願いします」とか、「もう1杯同じものをください」などである。

「おかわりお願いします」
「もう1杯同じものをください」

 全くお話にならない。
 英語の教科書だろうか。
 実にやる気が感じられない。

 まず、グラスは両手に持つ。
 どこか嬉しそうな表情を浮かべ、

「おかわり、くぅーださい!」

 言うと同時に、グラスを「はい!」とマスターに差し出す。
 わざと言うと不自然になってしまうので、これは素の状態でやらなければ効果がない。

 今、ちょっと我に返って思ったことがある。
 俺、いつも何やってんだ…。

 さて、基本はこんなところだが、口調や仕草を工夫した程度では、まだまだ守っていただくには程遠い。
 次に必要なのは、「こいつ守らないと死んじゃうんじゃねえか?」と思われるぐらいの情けなさだ。
 俺ぐらいのレベルになるともう、実力で何も出来ない。

「靴が履けなぁい」
「蛇口が回らなぁい」
「割り箸、割れなぁい」

 今までどうやって生きてきたのだろうか。

「めさ君、缶詰め、開けられる?」
「出来ない!」

「めさー。昨日、いつまで飲んでたの?」
「うんとね、うんとね、わかんない!」

「めさ、お好み焼き、任せていい?」
「君、僕の姿が見えるのかい?」

 本当に成人しているのだろうか。

 ところが男の人は、仕方がないので結局は色々やってくださるのである。
 楽園だ。

 賢明なる女性の皆さんは、ここまで読めばもう理解されたであろう。
 守ってやらなきゃ駄目だ、ではない。
 死なれたら後味が悪いので、男の人たちは色々と面倒を見てくださるのである。

 なんか、今書いた上記を読み返してみたのだが、なんというか。
 これは酷い。
 アップするかどうか、真剣に悩み始めた自分がいる。

 とにかく、良い子の皆さんは、危険だから絶対に俺の真似をしたら駄目だ。

 これでモテてたら、世の中おかしいと思う。

拍手[6回]

2007
December 09

 そんなのこっちが訊きてえよ!
 って感じのメールを頂戴してしまった。

「めささん、どうすれば女の人にモテるようになるのでしょうか?」

 訊ねる相手を全力で間違えている。

 でも、せっかく頂いた質問だ。
 出来る限り、自分の範疇でという条件でなら、お応えしようじゃないか。

 まず、女性というのは本能的に、仕事が出来る男性を好む。
 ところが、仕事が出来るオーラを出すというのは大変なことで、俺クラスにもなるとまず不可能だ。
 なのでここはセリフで誤魔化すより他はない。

「うちの会社、俺がいないと駄目だなあ」

 前触れなく社長目線。

 さらに、仕事が出来れば当然お金も持っているのが道理だ。
 いかにも金持ちっぽいセリフもセットでお勧めしておく。

「この小切手に好きな金額を書き込みたまえ」

 国家予算?
 みたいな金額を書き込まれないよう気をつけろ。

 また、わざとらしく携帯電話を片手にし、女性に聞こえるような声を出すのも手だ。

「じいや、例の株を今のうちに買い占めておいてくれ」

 じいやが真に受けて野菜のカブを買い占めたとしても、気にすることはない。
 女性からしてみれば、電話の相手は祖父ではなく、どっかのセバスチャンだと自動的に思ってくれるであろうからだ。

 しかし、このままでは、「金の亡者かも知れない」といった疑いをかけられる可能性まで出てきてしまう。
 タイミング良く、自分を犠牲にしてでも平和を願うカッコイイ姿勢を見せつける必要がある。

「俺に構うな! 俺の体ごと奴を撃ち抜くんだ!」

 胸ポケットに入れてたコインで助かるから問題ない。

 加えて、知性があることもアピールするべきだ。

「刑事さん、犯人が解りました! 関係者を全員、食堂に集めてください!」

 その場でチクれっつうの。
 そんなんだから犯人の人が自殺しちゃうのだ。

 ちなみに、教養に関しては難しい単語を用いることで解決させることが出来る。

「ふはははは! 笑止!」

 めちゃめちゃ笑ってるじゃん。

 そうそう。
 忘れてならないのは、心理学上で「吊り橋効果」と呼ばれる心理だ。
 ちょっとした恐怖によるドキドキ感を恋愛における胸の高鳴りと勘違いしてしまうという、素晴らしく都合の良い現象である。
 これを利用しない手はない。
 ある程度、危険なシチュエーションに持ち込むのがよかろう。

「青か赤か、どっちのコードだ!?」

 ただし2回に1回は死ぬので注意が必要だ。

 怖がらせてばかりでは、もちろん相手への負担が大きくなる。
 気の利いたジョークも織り交ぜてみよう。

「どんな危険な場所よりも、自分の才能が怖えよ」

 はっきり言って腹が立つ。

 しかし女の人は何気に、自信に満ち溢れた男性を好む傾向もまた、あるようだ。
 時には高飛車に出ることも必要であろう。

「お前みたいなバカ、嫌いじゃないぜ?」

 何様だ。

 また、熱い男というのも胸に来るものがあるようだ。
 熱いといえば、友情であろう。
 声を張り上げ、訴えるべきだ。

「仲間のことなら、どんなに悪く言っても構わねえ。だがな、俺の悪口だけは許さねえ!」

 完全無欠の嫌な奴である。

 さて、長々と綴ったが、最後に最も肝心なことを伝授したいと思う。
 これだけは、心して頭に入れておいてほしい。

 1番大切なこと。
 それは、決して俺の言うことを聞いてはならない、ということだ。
 理由は、今までの読んだら解るでしょ。

 そもそもなんで俺に訊くのよ。

拍手[1回]

2007
December 03
「妙にキャラ立ちしやがって…!」

 我ながら、妬んでいる芸人みたいなセリフである。
 パソコンのモニターには、様々な文字が羅列されていた。

「ちっとも悪くない悪魔さんが素敵です」
「ドSな天使が面白くって最高!」

 だいたいが、そのような声で統一されている。
 日記などでちょくちょく登場している、俺の中の天使と悪魔へのお便りだ。

「悪魔がツボです」って、何だ。
「悪魔が壷に封印されてます」の略じゃないのか。

「天使が素敵です」って、どこがだ。
「天使が素敵です」って、知らない人が聞いたら不思議な正論じゃないか。

 何よりも許せないのは、俺が素敵ですって言葉がどこにも見当たらないことだ。

 俺の中の悪魔が、頭の中でささやく。

「だったら書いちまえよ。自分の気の済むように適当に、テメーだけが好感度上がるような日記を書いちまえよ」
「いけません!」

 いつものように天使が否定から入ってきた。

「日記とは、事実を元に書くべきものです! 主に私の素晴らしさを書き綴りなさい」

 その時点でフィクションである。

 天使は微笑み、「電話帳を超える長文を、毎日な」と付け足した。

 そこからはもう、いつもの通りだ。

めさ「来たな、お前たち。今日はお前ら2人に話がある」

悪魔「なんだよ話って」

天使「うわあ、こいつキモッ! 要するにファンタジックな独り言じゃないですか」

めさ「超やかましい!」

天使「自分で自分の想像を超えちゃう壮大な一人上手が今、熱い!」

めさ「う、うるさい!」

天使「全米が泣いた!」

めさ「いつ英訳されたんだよ! 泣きそうなのは俺だ!」

悪魔「まあまあ。取り合えず話を聞こうじゃねえか。なんだ話って」

めさ「出たな、ツンデレ悪魔」

悪魔「あン?」

めさ「お前、自分の職業を言ってみろ」

悪魔「オメー解ってなさそうだから言うけどよ、悪魔って職種じゃねえからな」

めさ「誰が正論を吐けと言ったァ! とにかく悪魔だろお前は! この、悪魔!」

悪魔「なんか本当のことなのにスゲエ悪口みてえに聞こえて楽しいな。で?」

めさ「おおらかな心を見せつけるな! 脳内悪魔ってのは本来、宿主が迷っている時なんかに、正しくないけど楽な方向に誘惑する役割だろうが! それがお前は何だ! この聞き上手が! 彼氏かお前は! たまにさりげない優しさとか垣間見せてんじゃねえよ! めくるめく堕落への道へと俺を誘えよ! ホントしっかりしてよね~」

悪魔「オメーがしっかりしろよ。だいたい堕落への道って、それは俺がわざわざ誘わなくてもお前が勝手に向かってくれるんだから別にいいじゃねえか」

めさ「だったらじゃあ! うんと、あの、えっと…。後押しをお願いします!」

悪魔「なんか怒られてる気がしねえ」

めさ「次! 毒舌天使!」

天使「申し訳ありません! 今、『毒舌天使って文字で見ると暴走族の落書きみたいだなあ』って思いませんでしたか?」

めさ「わずかに思いましたよ! 実はすんません! 安易な発想しか出来なくてホントすんませんでした! しかも俺、まさかこんな形で説教の流れを変えられるとは思っていませんでした! …なんで俺が謝罪を?」

悪魔「しかも、なんで敬語なんだよ」

天使「ふふ。涙の数だけ強くなりますよ」

めさ「うっせえ! なんかもう、お前ら、うるささ絶好調だよォー!」

悪魔「絶好調なのはオメーのテンションだよ。いいから天使にも説教くれてやれよ」

めさ「だから、お前はそういうのをやめろっつーの! 話の流れを戻すの上手なんだよ! この空気読みが! で、とにかく天使!」

天使「はい?」

めさ「お前が最も違うだろ。なんで毎回毎回、俺の心を深く傷つけちゃうわけ? 天使って本来、俺の邪心を諭す係でしょ? それなのにお前ときたらいっつもいっつも無駄にサディスティックで、なんかたまに怖いこと言うし、もう嫌い!」

天使「すみません! 私は今まで良かれと思って、ずっと横断歩道の白い部分を踏んだら残念ゲームに夢中になっていました。なので、もう1度始めからお願いします」

めさ「うおー! 天の使いと書いて天使! 横断歩道を渡るのは俺だよ!」

悪魔「怒りに溺れて変な取り乱し方するなよ。ここはオメー、何かしら突っ込まねえとよ」

めさ「OK! それ、どないなゲームやねん!」

天使「ツッコミ浅ッ! びっくりしました。やめてください。訴えますよ?」

めさ「セクハラを告訴するときみたいな言い方しやがって! えっとじゃあ、良かれと思ってゲームに夢中になってたって、どんなだー!」

悪魔「まだだな」

めさ「え~? そう~? 少しハードル下げてよう~」

 説教、完全失敗。

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2007
November 30
 身体が熱く火照り、目は虚ろだった。
 吐息は小刻みに荒い。
 全身に力が入らなくて、小ぶりの胸がわずかに上下している。

 って表現すると、なんかエロい。

 要するに風邪をお召しになっていたんですよ、俺が。
 気合いを入れ、全力で寝込んでおりました。

 なかなかやるな、風邪菌。
 でも、そろそろ勘弁してくれてもいいよ?

 うすうす気づいていたよ。
 君は、俺の身体が目的で近づいてきていたんだよね。
 蝕まれて横浜。
 これ以上、俺をどうしたいのさ。

 そもそも俺には病院に行くという習慣がない。
 自力で治す派だし、お金もない。

 頭の中に、まずは悪魔が現れる。

「病院? 面倒くせえ。行くな行くな」

 それに反論するのは、もちろん天使だ。

「いけません! そんな体でいては、私の笑いが止まりません!」

 なんでだ。

 いつものように、3人によるミーティングが始まった。

悪魔「だいたいオメー、病院嫌いなんだろ? なんで嫌いなんだ?」

めさ「嫌な予感がするんだよ」

悪魔「どんな?」

めさ「なんかね? いきなり『家族の方にご連絡を』とか言われそうじゃん」

天使「そんなに重症だったら、なおさらです! 一刻も早く、人気のない場所で待機しなさい!」

めさ「自分の寿命を悟った猫か俺は」

悪魔「でも医者の一言って、なんか気になること多いよな。『なんでもっと早く来なかったんですか!』とかよ」

めさ「解るー!『うわあ、マジで?』とか『私の手に負えん』みたいなこと言われたら、生きる希望を無くすよね」

天使「何を弱気になっているのです。何の心配もありません。お前は風邪ではありません。だってお前は馬鹿なのだから」

めさ「お前にとって、天使の役割って何なわけ?」

悪魔「まあ、どの道な、お前にゃ金がねえ。体調崩しても自力でどうにかするしかねえよな」

めさ「そうなんだよ。病院に行き来する時間、睡眠に当てたいしね」

天使「いけません! そんな性根では治るものも治りません! 早く死ねばいいのに」

めさ「惜しげもなく人情ねえ…! お前は少し、天使の立場とかイメージを大事にしろよ!」

悪魔「オメーが体を大事にしろよ」

めさ「でもこの天使の人が…!」

天使「はいはい。ご高説は承りました。ヒヨコのオスとメスを見分ける勉強が忙しいので、あとでメールしますんで」

めさ「脳内の存在なのに、メールを?」

悪魔「でよ、今の具合はどうよ?」

めさ「おかげさまで、すっかり悪くなったよ」

天使「つまんないコメントです。実に残念です」

めさ「その滑った感を出すリアクション、やめてくださる!? もう怒ったんだから! これでも喰らえ!」

天使「ぎゃー!」

 天使に風邪を移すという大技を開発。
 めさでした。

 意外と治る。

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プロフィール
HN:
めさ
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1976/01/11
職業:
悪魔
趣味:
アウトドア、料理、格闘技、文章作成、旅行。
自己紹介:
 画像は、自室の天井に設置されたコタツだ。
 友人よ。
 なんで人の留守中に忍び込んで、コタツの熱くなる部分だけを天井に設置して帰るの?

 俺様は悪魔だ。
 ニコニコ動画などに色んな動画を上げてるぜ。

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 ざまを見よ!
 本当にごめんなさい。
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