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夢見町の史

Let’s どんまい!

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2017
April 29
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2010
May 24
 酔っ払いに水鉄砲、それは破滅を予感させるに充分な組み合わせだった。

 職場のスナック「スマイル」のボスであるK美ちゃんがめでたく誕生日を迎え、様々なお祝いの言葉やプレゼントが店に届けられる。

 友人チーフは水鉄砲を持ってきた。

 最近の水鉄砲は非常に出来が良く、試しに外で発射したらかなりの飛距離。
 水圧が強く、素肌を撃たれたらちょっぴり痛そうだ。

 閉店間際になる頃、K美ちゃんのテンションは酒の勢いもあって急上昇する。
 店内でチーフを撃つなどして大はしゃぎだ。

 チーフは袖の中から直接、近距離から脇を撃たれたので「ひゃおう」などと身をよじらせている。
 意外と痛かったらしい。

「ちょっと貸して、K美ちゃん」

 水鉄砲を受け取ったチーフはそのまま反撃に転じ、K美ちゃんを狙う。

「これでも喰らえ!」
「ひゃー!」

 小学生の頃を彷彿させる光景である。
 とばっちりを受けてびしょ濡れにされた他のお客さんも、何故か楽しそうだ。

 そのようなバラエティ臭ぷんぷんな危険行為から、俺が逃れられるはずがない。
 銃口は当たり前のように、俺にも向けられた。

「ぎゃあ! 冷たい! あはははは! あと意外に痛え!」

 みんな大人なのに、水鉄砲に夢中だ。
 これだけ重宝されたのだから、この水鉄砲を作った人も本望であろう。

 真っ直ぐに飛ぶ水はやがて、俺の口に集中して入り、眼球を直撃してから頭皮を打つ。

「あはははは! 痛い痛い! あ!」

 そこで俺は気がついた。
 頭を撃たれると、気持ちいい。

「気持ちいい! 普通に気持ちいいよ!」

 びしょびしょになりながら、俺は大喜びだ。
 撃つ側も攻撃の手を緩めようとしない。

 俺はカウンターの中に立っていて、頭からしたたる雫は流し台に落ちてゆく。
 一風変わった床屋さんみたいなことになっていた。

 そんな俺の隣にやって来たのは、店を手伝ってくれている豊田真奈美さん。
 現役の女子プロレスラーが中性洗剤を手に取った。

 何する気?

 そう問おうとした瞬間、真奈美さんは俺の髪を洗浄し始めた。
 除菌もできるジョイでだ。
 信じられない。
 めっちゃ泡立ってる。

 カウンターの中で洗髪されるのは初めてだ。
 中性洗剤で髪を洗われることなんて、一生ないと思ってた。
 しかも体勢的に、俺が動いたら店内が泡だらけになってしまうので抵抗もできない。

 取り合えず叫んでおくか。

「豊田ァ! 何すんだァ!」
「あっはっは! 痒いところはありませんかー?」
「ないです」

 除菌されちゃいました。

拍手[30回]

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2010
May 18

 今しがた思い出した過去の話。

 あれは何年前だったか、俺は友人との待ち合わせで繁華街に向かうバスに揺られていた。

 しばらく乗っていると、後からおばあちゃんが車内に。
 お歳を召されているので足元はかなり危なっかしく、よろよろと乗り込んできた。

 おばあちゃんは乗務員に対し、曲がっていた腰をさらに折り曲げる。

「ありがとうございます。乗せていただいて、本当にありがとうございます。感謝しています」

 バスがバス停で止まることも、乗客を乗せることも当たり前だと思っていた俺にとって、このおばあちゃんの言動には心を打たれた。
 なんて感じの良いご婦人なのだろう。

 少しほっこりした気持ちになった。

 やがてバスは終点へ。

 皆が降りようとする中、おばあちゃんは足が良くないだろうに、乗務員の元にわざわざ向かう。
 何をしに?
 そう思っていたら、おばあちゃんは再び、

「乗せてくださって本当にありがとうございます。感謝しています。どうもありがとうございます」

 なんとお礼を言うだけのためだった。

 おばあちゃんはよろよろと、バスを下車。
 俺はご婦人に悟られぬよう、ぴったりとおばあちゃんに着いて歩く。

 この街のバス停は高齢者の方には不便で、一旦地下街に降り、再び地上に出なければどこにも行けない。
 つまり、足の良くないおばあちゃんにとって、長い階段の上り下りはかなりのご苦労になるはずだ。

 足でも滑らせたら大変じゃないか。

 俺は気配を殺しながらも、おばあちゃんがいつ転んでも支えられる位置をゆっくり歩く。
 おばあちゃんと同じ歩調をキープした。
 友人との待ち合わせには遅れてしまうけれど、これは仕方ない。

 地下街を抜け、地上に出たあとまで勝手におばあちゃんのボディガードを、俺は気取った。
 おばあちゃんが転ばなくって本当によかった。

 ご婦人の背中を見守り、今度は急いで友人の元へ。

 友達に「遅れてごめん!」と告げ、言い訳なんだけどと断りを入れてから、俺は今までのいきさつを話した。
 凄く感じのいいおばあちゃんがいてさあ、と。

 すると、友人の一言。

「そんなの、遅刻しなきゃ駄目だ! よく遅れて来てくれた!」

 世の中って、案外いい奴が多いのかも知れない。

拍手[63回]

2010
May 18

 ついさっき、バス車内でのこと。
 停車ボタンが押されていたので、とあるバス停で俺たちの乗ったバスが停まる。
 ところが、誰もそこで降りようとはしない。

 誰かボタンを押し間違えたんじゃろか?

 そう思って周囲を見渡すと、青年が黙々と、一生懸命にバスの出口に移動している。
 どうやら彼が降りるべき乗客のようだ。
 ところがその青年、なかなか出口にたどり着けないでいる。

 彼は白杖をついており、目が不自由だった。

 バスの乗務員さんはそのことに気づいていないようだ。

「誰も降りないなら発車すっか」

 とでも思ったのだろう。
 ドアを閉めようとした。

 反射的に、俺は声を張り上げる。

「すみません、降ります!」

 降りる必要のないバス停だったけど、俺は青年の歩調に合わせ、ゆっくりとバスを降りる。
 そうしないと、俺が助け舟を出したことを青年に知られてしまい、彼が恐縮してしまうと思った。

 背後からの気配で、青年が無事、下車に成功したことを確認し、俺は足早に自宅へ。

 ちょっと歩かされる羽目になったけど、なんか気分がいいので日記にしてみる。

 たまには徒歩もいいもんだ。

拍手[47回]

2010
May 17
 女友達が俺におっぱいを見せると言って聞かない。

 どうしてそうなった。
 意味が解らない。

 順を追って最初から説明をすると、まず俺に連絡が来た。
 例の女友達からだ。

「めさちゃん、今いい?」

 うん、大丈夫ー。

「あたし昨日ね、A君と話してたんだけどさあ」

 ちなみにA君というのは別の友人である。

 うんうん、そしてそして?

「その会話をした結論として」

 結論として?

「めさちゃんに、あたしのおっぱいの写メを送ることにしました」

 なるほど、解らん。
 俺今、聞き間違えた?
 おっぱいの写メがなんだって?

「めさちゃんに送る」

 なんでだよォ!

「嫌?」

 嫌ってゆうか、まあ、何か着てる状態のバストだったら問題ないと思うけども。

「着てない状態でも、あたしは平気だよ?」

 お前、それはですね、非常にけしかりませんことよ?
 ってゆうか乳は大事にしなさい!
 だいたいそんなん送って、何が目的なんだ?

「めさちゃんのリアクションが見たい。そんな話を昨日、A君と話してたんだ」

 たったそれだけのために乳を犠牲にするのか!
 だって、生のおっぱいだぞ!?
 おっぱいなんだぞ!?
 ここまでたくさんおっぱいって単語を日記に使うの、初めてだぞ!?
 けしかりませんけしかりません。

「迷惑だったら送らないけど」

 迷惑かどうかって訊かれたら、それは普通に迷惑じゃねえ!
 俺的には拝見させていただきたいけれど、今の話題は女子の恥じらいについて!

「取り合えず、めさちゃんに見せる分には、あたしに失うものはない」

 失えよ!
 いや何をかってことは不明だけど。
 だいたいなんで俺の周りの女子たちは失礼な奴ばっかりなんだ!

「失礼?」

 失礼じゃないか!
 俺となら風呂に一緒に入れるだの、君みたく乳を見せても大丈夫だの、どこまで俺を男として見てないんだ!
 すぐお尻触ってくるし。

「あ~、なんか解る。めさちゃんとなら、一緒にお風呂入っても大丈夫そう」

 俺が恥ずかしいから断じて断る!
 どうしても一緒に入浴するというのなら、電気を消してください。
 もしくは水着の着用を許可してくれ。

「とにかく、ちゃんと断り入れといたからね。あとで写メ送るー」

 ダメーッ!
 絶対に、ダ、メ!
 乳を大事に!
 だいたいなんなんだ、この展開は!
 俺何もしてないのに、なんでおっぱい写メ送ってもらえるって話になってるんだ!
 女子ってのはアレか!?
 俺が思ってる以上に大胆な人が多いのか!?

「めさちゃんのリアクションのためなら、あたしは大胆になれる!」

 俺のリアクション目的だったら今までのやり取りでもう充分でしょうがァ!
 早くお腹いっぱいになれよォーッ!

 かくして説得は、30分以上続くのだった。
 けしかりません。

拍手[49回]

2010
May 07
 最近、行き着けになったアメリカンバー。
 昔から世話になっているマスターが、今はここで勤めている。

 弟から着信があり、それがきっかけで俺は今夜もカウンターに腰を下ろしていた。

 隣には弟が座っている他に、妹も賑やかにしている。
 兄弟3人で飲むのは何年ぶりだろう。

 俺は2人に微笑みながらグラスに口をつけ、飲みに来たことに心の底から後悔していた。

 弟も妹も、酒癖がいい感じに悪いからだ。
 しかも悪さのジャンルがそれぞれ異なっている。
 弟が静の酒とするならば、妹は動だ。
 光と闇みたいなコンビである。

「めさちゃん! めさちゃん!」

 極めて内容の薄い話題でも妹はわざわざピンポイントで俺を呼んでくれる。
 誰とも会話をさせてもらえない。

「はぁい。ええ。ええ。はぁい」

 弟は誰からも話しかけられていないのに、何故か相槌を打っている。
 こいつには霊でも見えているのだろうか。

 久々に逢った弟と何かしらを喋っていれば、放置されたと勘違いをした妹が怒り出す。
 彼女は少しでも自分が会話から外れると、内なる獣をすぐに目覚めさせるのだ。
 だからといって今度は妹と喋ってみれば、それはそれでビーストみたいな女なので最初から日本語が通じない。
 親兄弟の顔が見たいものである。

 しかもこのバカ兄弟、酔っ払ってからが本番といわんばかりに、酒を飲むペースが半端なく上がる。
 弟に至ってはオアシスを見つけた砂漠の旅人のようにごくごく飲んで、もはや「ミントビアーうめー」しか言わなくなっている。
 さり気なく水を与えれば、「まるで水のようだー!」などと水を飲みそうな勢いだから、俺はさり気なく水を与えてみたりした。

 このような長男殺しの2人と飲んでいて、俺が酔えるはずがない。
 通算100回ぐらい「うざい」と口にしたのは今日が初めてだろう。

 妹は妹で、今度は店の女性バーテンダーに絡み、マスターを苦笑させている。

「ねえねえ、どっちのお兄ちゃんがいい? どっちかと結婚してあげてー!」

 妹よ。
 お前がすぐそういうことを言うから、俺は告白してもいない女性からフラれるのだ。

「ねえねえ、これ飲みやすくない?」

 水だからな、弟よ。

「トイレ行ってくるー!」

 戻ってこなくていいぞ妹。

「行ってもいーい? 行ってもいーい? あたしがいないと寂しくなーい?」

 101回目になるが、再び言おう。
 うざい。

「あ~、ミントビアーうめー」

 弟よ。
 それ水だ。

「ねえ、めさちゃんは何飲んでんのー?」

 お前はまだトイレ行ってないのか!
 俺が飲んでるのはバーボンの水割りだ。
 満足か?
 解ったら早くトイレに行きなさい。

「じゃあお姉さん、一緒にトイレ行こうよ!」

 お店の従業員に迷惑かけない!
 トイレ一緒に入ってお前は何を出すつもりなんだ。

 その後、俺は1時30分になったら帰ろうなと2人に約束をし、12時に「もう時間だぞ」と迷わず嘘をつく。
 ところがこの兄弟、なかなか帰ろうとしない。

 妹は「いいもの見つけた!」と店内の飾りであるギターなどを手にし、帰るどころかトイレにすらまだ行ってない。

 弟は移動しようと腰を上げたが、背の高い椅子を迂回するのではなく、何故か直進して乗り越えようと頑張る。
 こうして彼は失敗して派手に転んだ。

「お前ら! もう店を散らかすな!」

 そう叫んではみたものの、妹は別の楽器を台から外そうと必死に戦い始める。
 ばかばっかりだ。
 親兄弟の顔が見たい。

 2人を無理矢理タクシーに押し込み、「家に帰ったら電話で無事を知らせろよ」と手を振ったが、ばかたちはなかなか車を発車させない。
 窓から一生懸命顔を出す2人の様は、エサを欲しがる雛鳥みたいだ。

「あのさ、めさちゃん! あたし今度さあ?」

 お前はどうしてその長そうな話をさっき飲んでるときにしなかった?

「じゃあさ、じゃあさ、カラオケ行こうぜ~、あーにき~」

 それはお前が歌えるコンディションのときにしよう。
 さらばだ。
 家に着いたら絶対電話よこせよ。
 じゃあ!

 走って逃げ、店に戻って飲みなおす。

 あいつら、悪い方向にパワーアップしてる…。

拍手[40回]

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プロフィール
HN:
めさ
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1976/01/11
職業:
悪魔
趣味:
アウトドア、料理、格闘技、文章作成、旅行。
自己紹介:
 画像は、自室の天井に設置されたコタツだ。
 友人よ。
 なんで人の留守中に忍び込んで、コタツの熱くなる部分だけを天井に設置して帰るの?

 俺様は悪魔だ。
 ニコニコ動画などに色んな動画を上げてるぜ。

 基本的に、日記のコメントやメールのお返事はできぬ。
 ざまを見よ!
 本当にごめんなさい。
 それでもいいのならコチラをクリックするとメールが送れるぜい。

 当ブログはリンクフリーだ。
 必要なものがあったら遠慮なく気軽に、どこにでも貼ってやって人類を堕落させるといい。
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