夢見町の史
Let’s どんまい!
2010
February 03
February 03
前触れなく、俺の携帯電話が人類に反抗し始めた。
どのボタンを押しても、何の反応もしなくなった。
電源を落としたり入れたりはできるのだけど、それ以外は全く駄目だ。
試しに全てのボタンを連打してみると、動かざること山の如し。
ディスプレイは一切の反応を見せない。
電話が鳴っても出られない。
メールが来ても誰からなのか、どんな内容なのか解らない。
アラームが鳴っても止められない。
持ち主のニーズに全力で逆らっていらっしゃる。
修理を頼むためにショップに足を踏み入れると、スタッフのお姉さんがやたら親切で、毎度のことながら「この人ぜってー俺に気があるぜ」と幸せな勘違いができるから不思議だ。
なんでみんな美しいのだろうか。
「修理の間、代用機をお使いください」
おっけーい。
「データを代用機に移しますね」
お願いしまーす。
「データをコピーするために、一旦この機械にお客様の電話機を繋げます」
うす。
優しくしてください。
「指示が出ましたら携帯電話にお客様が設定した暗証番号をプッシュしてください」
全てのボタンが反応しないのに、どうやって!?
「あー」
お姉さんの困った表情から察するに、このままだとアドレスは壊れた携帯電話に永久に封印されてしまうらしい。
「この状態で修理に出しますと、データが移せないのでアドレスが全て消えてしまうということになってしまいます」
ほーらね。
ボタンが効かない以上、今の電話機は使えない。
使えるように直すと、電話帳から何から何まで消えてしまうので、とっても困る。
ということは、俺がとっても困るということだ。
これは困った。
どうにかしたい俺は、ふと思いついた解決策を口にする。
「修理じゃなくて、機種変更をするとしたら、データを移せますかね?」
「できます」
商売上手なのだろうか。
※追記。
俺の電話が故障している間、ケータイにメールを送ってくれた方へ。
新しい電話機にはメールまで移植できなかったので、送ってくれたとしたら俺は内容を見られていません。
誰が送ってくれたのかも解らないので、「もう1度送って」とも言えないの。
返事がないのはそういう事情なので許してくーださい。
ごめんよう。
どのボタンを押しても、何の反応もしなくなった。
電源を落としたり入れたりはできるのだけど、それ以外は全く駄目だ。
試しに全てのボタンを連打してみると、動かざること山の如し。
ディスプレイは一切の反応を見せない。
電話が鳴っても出られない。
メールが来ても誰からなのか、どんな内容なのか解らない。
アラームが鳴っても止められない。
持ち主のニーズに全力で逆らっていらっしゃる。
修理を頼むためにショップに足を踏み入れると、スタッフのお姉さんがやたら親切で、毎度のことながら「この人ぜってー俺に気があるぜ」と幸せな勘違いができるから不思議だ。
なんでみんな美しいのだろうか。
「修理の間、代用機をお使いください」
おっけーい。
「データを代用機に移しますね」
お願いしまーす。
「データをコピーするために、一旦この機械にお客様の電話機を繋げます」
うす。
優しくしてください。
「指示が出ましたら携帯電話にお客様が設定した暗証番号をプッシュしてください」
全てのボタンが反応しないのに、どうやって!?
「あー」
お姉さんの困った表情から察するに、このままだとアドレスは壊れた携帯電話に永久に封印されてしまうらしい。
「この状態で修理に出しますと、データが移せないのでアドレスが全て消えてしまうということになってしまいます」
ほーらね。
ボタンが効かない以上、今の電話機は使えない。
使えるように直すと、電話帳から何から何まで消えてしまうので、とっても困る。
ということは、俺がとっても困るということだ。
これは困った。
どうにかしたい俺は、ふと思いついた解決策を口にする。
「修理じゃなくて、機種変更をするとしたら、データを移せますかね?」
「できます」
商売上手なのだろうか。
※追記。
俺の電話が故障している間、ケータイにメールを送ってくれた方へ。
新しい電話機にはメールまで移植できなかったので、送ってくれたとしたら俺は内容を見られていません。
誰が送ってくれたのかも解らないので、「もう1度送って」とも言えないの。
返事がないのはそういう事情なので許してくーださい。
ごめんよう。
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